人気のスーツケースをあれこれ使用してみてのレビューです。
カタログスペックだけではわからない使用感を中心にレビューしていきます。
随時更新していきます。
RIMOWA(リモワ)|サルサエアー(33L)
泣く子も黙るリモワの超軽量モデル、サルサエアーの機内持ち込み可能サイズ(33L)です。
カタログスペックでは、33Lで重量はなんと1.9kgしかありません。
外観
外観は至ってシンプル。
泣く子も黙るリモワのロゴが控えめに配置されています。
表面の仕上げは非常に滑らかであり、写真の通り鏡面仕上げといってもいいかもしれません。
取り回し
正直なところ、取り回しはイマイチです。
軽量化のために採用されている1本バーのテレスコープハンドル(カブトムシのツノみたいなやつ)は、握りにくく力が入れにくいです。
そのため、スーツケースの中身が重くなればなるほど取り回ししにくくなります。
慣れもあるかもしれませんが、電車や飛行機の乗り換えで急いでいるときにスーツケースに力がきちんと伝わらないのは結構ネックですね。。
トートバッグやエコバッグをちょいと引っ掛けるには便利かもしれません。(写真はゴミ袋ですみません。。)
ただ、バッグをスーツケースの上にガッチリと固定したい人には向きません。
内装
内装は、メッシュカバーが両面に採用されています。
軽量化のためかバックルベルトや小物ポケットは省略されており、非常にシンプルな作りです。
個人的には気になりませんでしたが、小物ポケットを活用している人はちょっと気になるかもしれませんね。
その他
ロック機能はキー式とダイヤル式どちらかが利用できます。
キー式しか使用できないスーツケースが多いですが、正直キーを出し入れするのって面倒なんですよね。無くすリスクもあるし。
その点、ダイヤル式は手軽にロック⇄ロック解除できて非常に使いやすさを感じました。
総評
33Lで1.9kgと軽量化のために様々な工夫が施された意欲作。
個人的にはこういう攻めた姿勢はとても好感が持てますが、日常使いのスーツケースにするには取り回しに難がありますね。
RIMOWA(リモワ)|サルサエアー33Lはこんな人におすすめ!
- とにかく軽量なスーツケースが欲しい
- 車で移動することが多いので、取り回しはさほど気にしない
- 持つならやっぱりRIMOWAでしょ!
Samsonite(サムソナイト)|コスモライト(36L)
アメリカ発祥のスーツケースブランド、サムソナイト。
軽量で特徴的なデザインのスーツケースです。
外観
今回の旅のお供はコレ!サムソナイトのコスモライト36L!
貝殻のようなデザインが印象的ですが、とにかくとにかくとにかく軽い!重量は1.7kg。子どもたちも軽々取り回してました。
現時点で業界最軽量級です。リモワのサルサエアーより軽い😳同クラスはプロテカのエアロフレックスライトですね。 pic.twitter.com/q3wMry2BfO— スズキシ@鹿児島大隅半島 (@szksghl) 2023年7月4日
外観は、二枚貝のようなライン。
圧倒的な軽さは、業界最高峰レベルですね。
女性でも軽々と上げ下ろしできそうな重さです。
取り回し
ハンドルはサルサエアーと似たT字のカブトムシ型!サルサエアーよりも操作性・取り回しは良い気がします。ただ、シングルキャスターとT字ハンドルゆえに坂道や悪路はちょっと取り回しに難ありですな。
ストッパー機能もないので、電車の中では荷棚に載せて安定させたいところ、 pic.twitter.com/w15JRm5RnG— スズキシゲハル@水辺を巡る冒険 (@szksghl) 2023年7月6日
取り回しの良さは、サルサエアー以上かと思います。
ただ、T字ハンドルにシングルキャスターのため、坂道や未舗装路など力が必要な状況では、やや取り回しにくさを感じました。
内装
内面はファスナーとベルトがそれぞれ搭載されたオーソドックスなタイプ。他のスーツケースと比べ、中央の中仕切りは心なしか大きめな気がします。 pic.twitter.com/ONcmvgMCRl
— スズキシゲハル@水辺を巡る冒険 (@szksghl) 2023年7月6日
内装は至ってオーソドックスな雰囲気。
個人的には、中仕切りはメッシュポケットタイプが好きなのでちょっと残念です。
総評
リモワのサルサエアーやプロテカのエアロフレックスライトを抜いた、業界最軽量級の軽さ。
非常に軽量で、取り回しも及第点です。
ストッパー機能こそ付いていないものの、電車の荷台に簡単に乗せられるため、軽さ重視であれば不要なのかもしれません。
ただ、このサイズのスーツケースだとパソコンや小物をサッと出せる機能も欲しくなるので、イノベーターのフラジャイルのようなフロントポケット機能付きのスーツケースもライバルとなりそうです。
サムソナイトのコスモライト(36L)はこんな人におすすめ!
とにかく軽いスーツケースが良い人
BERMAS(バーマス)|プレステージ2(34L)
ドイツの老舗スーツケースメーカー「バーマス」のプレステージ2。
シンプルで機能的なスーツケースです。
外観
バーマスのプレステージ2。守りのビジネスマンぽいルックスですが、滑らかな走行性、ハンドルの握りやすさ、全体的な取り回しやすさなどなど、細かいところが「気にならない」名脇役なスーツケースかも。 pic.twitter.com/P2sOGXDoKD
— スズキシゲハル (@szksghl) 2021年10月31日
外観は質実剛健。良くも悪くも印象に残りにくいルックスです。
取り回し
取り回しは上々!
滑らかな走行性、ハンドルの握りやすさ、全体的な取り回しやすさはグッドです。
トップハンドル、サイドハンドルは柔軟性のあるウレタンフォーム素材。柔らかいので握りやすいし、重いスーツケースでも手への負担が少ないです。 pic.twitter.com/W7VsSKMWhz
— スズキシゲハル (@szksghl) 2021年11月4日
トップハンドルとサイドハンドルはウレタンフォームのクッション素材。
手に吸い付くような触り心地。柔らかいので握りやすく、重いスーツケースでも手への負担が少ないです。
内装
バーマスのプレステージ2の内側。パッキングは不慣れですが、ワンタッチでビッと締まるクロスベルトは重宝しますね。 pic.twitter.com/3nfzl0DKBN
— スズキシゲハル (@szksghl) 2021年11月4日
内装は左側はジッパーで蓋ができ、右側はクロスベルトで固定できます。
クロスベルトは片手&ワンタッチで伸縮させることができるので、非常に扱いやすいです。
その他
伸縮ハンドルはプッシュアップボタン搭載。ワンタッチで跳ね上がります。 pic.twitter.com/Z4Xc3FnrKE
— スズキシゲハル (@szksghl) 2021年11月4日
伸縮ハンドルはプッシュアップボタン搭載。
ワンタッチで跳ね上がるので、サッとハンドルを引き上げるのが楽チンです。
総評
決して派手さはないものの、かゆいところに手が届く名脇役なスーツケース。
旅のお供に心強い相棒です。
バーマスのプレステージ2はこんな人におすすめ
- 質実剛健なスーツケースを持ち歩きたい
- 派手さよりも使いやすさ重視のスーツケースを使いたい
- 目立たなくてもいい、わかる人にはわかる良さを手にしたい
アメリカンツーリスター|サウンドボックススピナー(71-81L)
アメリカンツーリスター社のポップなデザインが魅力のサウンドボックススピナー。
レコードからインスパイアされたデザインと、カラフルなラインナップが魅力のシリーズです。
外観
ロゴデザインを中心に、波紋のように広がるユニークなデザイン。
どポップなカラーリングも攻め攻め。ビジネスには馴染みにくいですが、テンション上がる旅行にはバッチリハマります。
取り回し
見た目はポップでも、機能はしっかり。特に優秀なのが大きめのダブルキャスター!
中身をずっしり入れても、力が分散されるのかスイスイ動かせます。
このダブルキャスターが力を発揮するのが、悪路や坂道などのスーツケースを動かしにくい路面。
上り坂も下り坂も、割れたアスファルトもへっちゃら。なんなら、雪道もスイスイ動いてめちゃくちゃたまげました。
内装
内装はこんな感じ。
中仕切りの裏にバンドがあるのはめちゃくちゃ高ポイントです。中で荷物が暴れず、しっかり固定できる。軽量化よりも、安定性を重視したデザインですね。
ポケットも何気に大きめ。
ま、このポケットに何かを収納することは、個人的にはあんまりないんですが…。
その他
エキスパンダブル機能が使いやすい
マチなので、「もうちょい荷物を詰め込みたい!」なんて時もジッパーを広げれば容量が大きくなります。
容量表記が71L-81Lと幅を持たせているのは、この機能があるからなんですね。
ダイヤルロックが使いやすい
鍵を失くしがちな人に優しい、ダイヤル式ロック。個人的に重宝します。
サイドハンドルがちょっと不安
強いて気になる点を挙げるなら、ポリプロピレン製と思われるサイドハンドル。
ポリプロピレンは過酷な天候状況(紫外線・雨水・気温差)下では劣化があるかもしれません。
総評
ポップなデザインとは裏腹に、必要十分な機能も搭載したサウンドボックススピナー。
とにかく、悪路の走行性は抜群です。砂利道、坂道、雪道、どんとこい。
オフロード車のような1台でした。
アメリカンツーリスターのサウンドボックススピナーはこんな人におすすめ
- ポップなデザインで遊び心を出したい
- 目立つカラーリングで複数のスーツケースの中からでもすぐわかるようにしたい
- 歩いて移動する距離が長いので、走行性能を重視したい
スーツケースのレンタルは「アールワイレンタル」を使ってます
スーツケースは嵩張るし、年間でそんなに使うモノでもないのでレンタルで済ませています。
買った方がお得かもしれませんが、自宅の保管スペースを気にしなくて良いのと、旅の特性(目的地や交通手段、宿泊日数や季節など)に応じて様々なブランド各社のスーツケースを取っ替え引っ換えできるのは単純に楽しいです。
決済が簡単なのと、ポイントが貯まることから、楽天のアールワイレンタルを使用しています。
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以上、「スーツケース各社レビューまとめ!実際に使ってみて。」でした!