渓流釣り初心者に、一つだけルアーをオススメするとしたら…
ヤマメやイワナをまず一匹ルアーで釣ってみたいと言われたら…
あなたは何をオススメしますか?
スミスのARスピナーは初心者フレンドリー
僕のオススメはスミスのARスピナー!
簡単に釣れてしまうので、封印しているアングラーもいるとかいないとか。
実際、渓流釣りを本格的に始めて半年ですが、ARスピナーでしかヤマメやイワナを釣ってません(爆)
その魅力をご紹介します!
1.よく釣れる
まあ、なんといっても、何はともあれ、釣れます。
キラキラと光るブレードが魚の本能を狂わせるのか、強いバイトが得られることが多い印象です。
2.使い方が簡単
詳しい使い方は後述しますが、使い方は至って簡単。投げて巻くだけ。
ミノーにありがちなトゥイッチとか、ジャークとか、難しいアクションは一切不要。投げて巻くだけ。
車でいうと、マニュアル車ではなくオートマ車。圧倒的なオートマ車。ある意味、自動運転。
3.値段が安い
渓流ミノーとか、安くても1,000円とかするじゃないですか。
で、ちょっと(値段が)イイやつだと1,700円とか2,000円とか。
ハンドメイドだと、3,000円とか。
ミノーにはミノーの魅力がある、というのは重々分かっていますが、やっぱり値段を考えると趣味の世界寄りのアイテムかな〜と思います。
でも、ARスピナーなら700円くらいでゲットできちゃいます。
ちょっといいミノーの半値で手に入っちゃうわけです。
4.手に入りやすい
渓流ルアーやトラウトルアーは他ジャンルのルアーと比べて供給が安定しなかったりするんですが、ARスピナーは店頭でもネットでも手に入りやすいです。
手持ちを切らしてしまっても、すぐ補充できる手に入りやすさは魅力の一つですね。
釣具小売り大手の上州屋さんでも常備されている印象です。
5.壊れない
渓流釣りだと、ミスキャストしたルアーが岩に激突してルアー破損…なんてこともままありますが、ARスピナーは壊れません。素材が金属だしね。
なので、あえて岩にぶつけてから着水させたりといったミノーではできない荒技も難なくできてしまいます。
他のスピナーじゃダメなの?
というわけで、スミスのARスピナーは「釣れる」「簡単」「安い」「手に入りやすい」「壊れない」と5拍子揃っているわけですが、他のスピナーじゃダメなの?と思った方もいると思います。
ARスピナーはインラインタイプ
まあ、他のスピナーではダメ…というわけではないんですが、ARスピナーはインラインブレードのスピナーなんですね。
くるくる回る金属板(ブレード)に穴が開いており、針金(シャフト)を貫通しているデザインです。
一方で、クレビスというパーツを用いてブレードとシャフトを連結させているスピナーもあります。
これをクレビスタイプといいます。
インラインタイプのメリット
クレビスタイプは水に馴染んで糸を巻いてやることでブレードが回転するのに対して、インラインタイプは着水後すぐに勝手にブレードが回転するんですね。
このことは、誘いのコースが短い渓流釣りでは大きなアドバンテージとなります。
少ないチャンスをものにできるわけです。
ARスピナーはなんでも釣れる?
ヤマメやイワナ、ニジマスなどの渓流メインターゲットの他に、ウグイやカワムツなどいわゆる外道といわれる魚たちまで、幅広くヒットします。
ヤマメ
流心の落ち込みに放り込むと、待ってました!とばかりにバイト。
特に「着水からのフォール」で深いバイトが多いように感じます。
イワナ
ヤマメと同じく流心の落ち込みに投げて着水からのフォールや、ドリフトで岩影を流すとヒット多数!
レインボートラウト
これまた流心からの落ち込みに放り投げてズギャン!
書いていて思ったけど、とりあえず流心からの落ち込みに放り込めばいいんじゃないでしょうか。
ブラウントラウト
ブラウントラウトも流心からの〜(以下略)ですが、意外と瀬なんかをテロテロ引いてくるとダーッ!と近寄ってきてバクッ!とバイトしてきたりするんですよね。
ムツ(カワムツ・ヌマムツ)
ちょっと緩い流れを通すと、ムツ系のバイトも。レンジが合えば果敢にバイトしてきます。小さな口でもアタック&フッキングしちゃうのがスピナーの謎。
ウグイ
ウグイもムツ系と同様に、緩い流れで果敢にバイト。
こんな小さな口にもフッキングしてしまうスピナーの謎…ひょっとしたら、スイム姿勢の安定性が一因としてあるのかも。
ARスピナーのサイズごとの使い分け
ARスピナーは、1.6g、2.1g、3.5g、4.5g、6gの5種類のサイズ展開があります。
サイズの豊富さも魅力の一つですね。サイズごとの使い分けについてご説明します。
1.6g
最軽量モデルの1.6g。ブレードには1と刻印されています。
膝下より浅い水深で、瀬などを攻略する際に活躍します。
あと、魚のサイズがめちゃくちゃ小さいときになんとか一匹釣りたい時も。
ウグイやカワムツなど、ヤマメやイワナ以外の淡水魚も果敢にバイトしてきます。
ただ、流石に軽量すぎるのでタックルはスピニング推奨です。ベイトフィネスで飛ばすのは至難の技かと…。
2.1g
小渓流で活躍するサイズが、2.1g。ブレードには2と刻印されています。
水深が浅く、また流れが速いポイントですぐに底にスタッグしてしまうようなポイントで最適です。
こちらもベイトフィネスでは少し投げにくいので、スピニングタックル推奨です。
3.5g
小渓流〜渓流で活躍するサイズが、3.5g。ブレードには、3と刻印されています。
そこそこ自重があるため、ベイトフィネスタックルでもストレスなく扱えます。
2.1gよりも下のレンジを引くことができるので、より良型のヤマメやイワナを捉えやすいです。
4.5g
淵や落ち込みなど、深いレンジを通したい時に活躍するのが4.5gサイズ。
ブレードには、3Pと刻印されています。
6g
自分のホームフィールドではオーバースペックにつき、未所持です。
本流や、滝壺などの攻略に良いような気もしますが…。すみません、持ってないのでよくわかりません。
カラーは何を選べばいい?
ARスピナーはカラー展開も豊富!
ブレードのカラーはゴールド、シルバー、レッド、ブラックの4種類。
ボディのカラーは…たくさんあります。
が、ブレードのカラーの「ゴールド」と「シルバー」があれば問題ないかと。
ゴールドカラーのブレード
ゴールドカラーは膨張色。
水中ではボワッと膨張した見せ方でアピールするので、光量の少ないマヅメ時や曇天時に。
シルバーカラーのブレード
シルバーカラーは、反射色。
キラッ、キラッと刺すような反射で、魚の捕食本能を刺激してアピールします。
光量が多いほど効果は増すので、晴天時に。
ハズシでレッドやブラックのブレードもありとは思うけど
基本的にはゴールドとシルバーがあれば大体のシチュエーションはカバーできてしまうので、なんとなくハズシでレッドやブラックを、揃えたい人は揃えればイイんじゃないかな〜という印象です。
ボディカラーは視認性重視で
ボディカラーも様々ありますが、ブレードカラーの方が釣果に左右する要素かと。
ただ、視認性の良いボディカラーはキャスト時にルアーの着水方向を目で追いやすいのでオススメです。
個人的には、蛍光イエローや蛍光オレンジのボディカラーを好んで使っています。
品番で言うと、13.RSLG、14.RSFRあたりですね。
01.MTCH、03.RSYL、20.PWPI、21.CHLGあたりも見やすいです。
フック交換はどうするの?
ARスピナーにはトレブルフックが直接装着されているので、フック交換は一手間加えてやる必要があります。
必要なものは、ニッパー、スプリットリングオープナー、スプリットリング、替えのフックです。
ニッパーでフックのアイを切断する
まずは、ニッパーでフックのアイを切断します。
100均のニッパーでは歯が立たない(もしくは相当な力を要する)ため、ホームセンターで700円くらいの強力ニッパーがオススメです。
はい、断裂できました。間違ってスピナー本体のアイを切断しないように注意です。
スプリットリングを装着する
続けて、スプリットリングを装着します。
スプリットリングのサイズは0番から00番くらいが良いです。1番だとちょっと大きすぎる感じ。
スプリットリングオープナーがあると、手早くスプリットリングを装着できます。
フックを装着する
スプリットリングにフックを装着します。
オススメフックは、カルティバのST11。
2.1g以下のサイズは12番、3.5g以上のサイズは10番推奨です。
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とにかく魚からの反応が良いスピナーなので、初めての場所や初めての季節に様子を見るのにはぴったり。
場所ごと、季節ごとの魚の付き場を覚えるサーチルアーとしてオススメです。
以上、「めちゃ釣れ注意!スミスのARスピナー実釣インプレ!」でした!