バチ抜けとは?
東京湾の冬〜春シーバスといえば「バチ抜け」パターン最盛期です。
バチ抜けとは、イソメやゴカイといった多毛類(魚のエサ)が産卵のために一斉に浮遊する現象を指します。
バチ抜けの際は、多毛類を捕食する魚のテンションも上がり、よく釣れるわけです。
熱心なアングラーは潮見表とにらめっこして釣行日を決めたりするわけですが、ここ淡路島ではあんまりバチ抜けどうこうという話は聞きません。
ネットで調べても「バチ抜けはない」「あるけど小規模でパターンとかいうレベルではない」などあまり盛り上がっていません。
淡路島にバチ抜けはないのか?
ということで、今月2月〜6月にかけて、「新月の大潮」「夕マヅメ」「満潮」というキーワードで実釣調査してみたいと思います。
しかし、狙いはシーバスではなくメバル。
シーズン的にメバリングのほうが盛り上がっているから…という安直な理由です。
外道でもライトタックルでシーバス釣れたら面白そうだし、という邪な想いもあります。
というわけで早速行ってきました。
新月の大潮の夕まずめ、満潮がらみ。
参考までに水温は11度前半、風は北からの微風でした。
エリア1.湾奥の汽水域
夕マヅメの満潮時からエントリー。潮は澄んでおり、底まで見通せます。
ジグ単のリフト&フォール、シンペンただ巻きなど色々試すも反応なし。
途中、フッコらしきボイルがありミノーを投げ倒すもこちらも反応なし。
何としても1匹は釣り上げたいということで、禁断のガルプベビーサーディンで探ると元気のいいアタリ。
元気な割に小柄な13cm程度の白メバルでした。
この子の胃の中身はというと…
赤い細長いのは多毛類の赤ちゃんでしょうか。
黒いミジンコみたいな粒も多く入っています。
黒いミジンコみたいなのを拡大してみると…
丸い身体に細長い尾。フグの赤ちゃんみたいですね。
素人目に見てゾエアの一種でしょうか。
多毛類も生殖活動を行うようなサイズではなさそうなので、このエリアではまだバチは抜けてなさそうです。目視もできませんでした。
■エリア2.湾奥の漁港
ジグ単ガルプで探ると、超細かいアタリはあるもののフッキングせず。
漁港内を10cm以下の仔メバルが遊泳しているのを確認できたので、おそらく正体はそれ。
バチの姿も目視できず、あまりの寒さに指先の感覚がなくなってきましたので納竿としました。
■まとめ
■本日のHITルアー
メバル弾丸 1g
Gulp!SW Baby Sardine 2inc ピンク