梅雨の良型メバル攻略のキーとなる「河川の小型バチパターン」。
シーズン終盤となり終わったのか?
いやいや、まだまだ続いているのか?
時期は7月上旬、月齢は28.5の新月周り、満潮からの下げ。
天気は曇り、水の色は濁りが強いシチュエーション。
確かめに釣行してきたのでその実釣レポです!
本日のヒットルアーを探る
小規模河川が海に注ぎ込むポイントにエントリー。
まずはサーチベイトとして、シャローマジック50を投入。
表層を意識したメバルがいれば、なんらかのアタックは得られそうなものの今回は反応なし。
次点で投入したのは、ビートイート55S。
良型から小型まで、幅広いサイズのメバルに口を使わせるプラグです。
食性変わった!?まさかのチビメバルからスタート
水の濁りが強いので、クリアカラーはどうかな・・・との心配もなんのその。
足元でバイトがあり、抜き上げるとまさかのチビメバル。
うーん、15cmないくらいかな。
フロントフックに反転バイト。流下ベイトを意識していたのでしょうか。
このポイントは5月末から通い詰めていましたが、こんな小さいサイズが出たのは初めて。
うーん、20cmアップの群れが接近する理由(=小型バチ)がなくなってしまったのか。
タフな状況下でも、良型メバルを惑わす魔法のプラグで・・・
シャローマジック50やビートイート55Sを投げて感じたことは、とにかくアタリが少ないこと。
このことから、「エリアにおけるメバルのストック(母数)が少ない」「メバルはいるが活性が低い」のいずれかもしくは両方が懸念されます。
ストックが少なければお手上げですが、活性が低いだけならタフコンに効くプラグを・・・ということで、信頼のレイジーソリッドをチョイス。
沖のストラクチャー際に落とし、5秒以上カウントダウン・・・。
1秒あたり1/4回転のストップ&ゴーでねっとりさぐると、「ギュイン!」と竿先が引き込まれます。
これこれ、良型メバルといえばやっぱりこのトルク!
慎重に寄せ、抜き上げると27cmの良型!
リアフックが口の端に掛かり、フロントフックがエラ周りにスレがかりしていました。
がまかつフックにチューンしているので、スレがかり率もアップしている気がします。
ドリフトの魔法でシーバスとメバルが連発!
27cmをストラクチャー周りから引き摺り出したものの、後が続かず。
気づけば、流れ込みの沖で散発的なライズが。
メバルかアジか?わからないものの、レイジーソリッドをキャストしドリフトさせると「カツン!」というアタリ。
繊細なバイトの後にバチャバチャと激しく水面で暴れ回るので、「メバルじゃないな・・・」と思ったらチーバスくんでした。
気持ちいいくらいの丸呑み、ハーモニカダブルフッキングです。
ライズの正体はチーバスだったか、ということでレイジーソリッドをキャストし、着水後はまったく巻かずに流れを感じながら漂わせるイメージ。
これで25cm-35cmクラスのシーバスが入れ食い連続ヒットとなりましたが、足元でバラし続けるという事態に。
本来メバルが本命なので、ファイト時は根に潜られないようロッドを高く掲げるスタイルで寄せていましたが、これがシーバスには逆効果。
シーバスのエラ洗いやジャンプによるフックアウトを防ぐため、極力、魚とケンカせずにロッドを低く下げて水面ギリギリ(もしくは水面下)にティップを構えて寄せる必要がありました。
何度かバラシているうちにスレてきたのか反応がなくなったので、リッジ60ssにチェンジ。
ロングリップを活かして漂わせると、グイン!というわかりやすいバイト。
すんなり寄せてくると、20cmクラスのメバルでした。
こちらはリアフックを丸呑み。違和感なく捕食してきてますね。
リッジ60ssでは単発バイトだったので、再びレイジーソリッド50Sに戻します。
流れに乗せてふわふわ〜とリールを巻かずに漂わせ、ティップでプラグの重みを感じていると「カツン」!
先ほどと金太郎飴サイズのチーバスでした。
フロントフックに浅めにフッキング。浮上してからの反転バイトですね。
このサイズのセイゴの群れが河口にたむろするタイミングだったのでしょう。
この時期の食性は?気になるベイトをチェック!
今回は、みんな何を食べているのか非常に気になったので胃袋の中を全てチェックしてみました。
まずは、ビートイート55Sで釣った14cmメバル。
はい、完全にアミを中心とした流下ベイトですね。
続けて、リッジ60Sをドリフトさせて釣った20cmメバル。
これもアミメイン・・・ちょっとバチっぽいのも入ってますが、ハイシーズンのようなバチだらけ〜な胃の中ではありません。
一番気になっていた、27cmクラスの胃の中はほぼ空。
彼は食性によるバイトというよりも、上手い具合に目の前に魔性のプラグを通せたから食ってきた、というイメージでしょうか。
ドリフトさせれば連発、巻くと全く反応なしなチーバスくんたちの胃の中は???
アミ、が中心だと思いますが、消化も進んだのかゴミゴミしていてよくわからず。
巻くと食わない、漂わせると食う、ということでアミ的な流下ベイトがメインだと思うんですけどね。
今回は満潮からの下げが効くタイミングでエントリーし、小型バチのバチ抜けが終息していたためドリフトの釣り(=流下ベイト意識)に分があったようです。
以上、「夜な夜なリバーでプラッギング!メバル27cmとシーバス連発劇場!」でした!