鹿児島県民ならみんな大好き!と断言しても過言ではない(過言か?)そば茶屋吹上庵鹿屋店の「そばの日」に突撃してみたのでその実食レポです。
そもそも吹上庵の「そばの日」とは?
毎年10月8日はそばの日、ということで、吹上庵ではオトクにお蕎麦をいただけちゃいます。
その詳細は毎年9月中旬頃、公式ホームページのお知らせ欄に「そばの日」の告知ページが掲載されますが…
https://fukiagean.jp/news/news-1821/
かけそばとざるそばが500円で食べ放題になるという、悪魔的な日なわけです。
営業時間は、各店舗10時から。通常は11時からなので、1時間前倒しでオープンしています。
なお、平川店は周辺道路に渋滞が起きてしまうため、そばの日イベントは行わず通常営業するとのことでした。
ちなみに、なぜ10月8日なのか?というと、東京都麺類生活衛生同業組合が制定した「10月8日はそばの日」に合わせているようです。てっきり吹上庵の運営元である㈱フェニックスの創業記念日かなと思っていましたが、違うようでした。
どれくらい混雑するの?
訪問時刻は10時半。なんと駐車場はほぼ満車!奇跡的に1台空いたので、車を停めることができました。日頃の行いなんとやらです。感謝。
お店の外には、順番待ちの人たちがズラリ。平日の早い時間帯だったからか、ご年配の夫婦連れのお客さんが多かったように思います。
出入り口の受付マシーンで受付登録をすると、65番でした。
受付時は45番のお客さんが呼ばれていたので、20組待ちということですね。
店内の待ちスペースの席が空いていたので、中で待たせていただくことに。40分ほど経過した11:10頃、順番が呼ばれました。40分で20組が回転したので、ざっくり1組あたり2分程度で呼ばれている感覚です。すごい回転率。
通していただいた席はテーブル席でした。カウンターにもお客さんが入っています。
基本的には、カウンター席かテーブル席のみに通されているようでした。6人組とかのグループは、お座敷に上げてもらえるようなオペレーションです。
また、通常は大根の漬物壺がセルフ食べ放題用にと座席に置いてありますが、そばの日は置いてありませんでした。漬物の補充手間の回避だけでなく、テーブルのスペース確保対策でもあるようです。
吹上庵の「そばの日」のメニュー
もり蕎麦とかけ蕎麦がお代わり自由で500円ということで、メニューも少数精鋭です。
もり蕎麦・かけ蕎麦のほかは、単品で海老天とかき揚げ、ご飯ものでおむすびといなり・巻き寿司というラインナップです。
なお、通常営業時はかけそば一杯350円。もり蕎麦の提供はしておらず、板蕎麦で850円です。食べ放題500円というのが如何に破格かわかりますね…!
吹上庵の「そばの日」、実食!
では、襟を正して…1枚目のもり蕎麦、いただきます!オーダーしてからあっという間にサーブしていただけました。
キリッと冷えている角の立った蕎麦。まずは蕎麦つゆなしでそのままいただくと、豊かな蕎麦の風味が口の中に残ります。結局、1枚目はほぼ蕎麦つゆなしで完食してしまいました。
ということで、2枚目をお代わりです。お代わりするときはお盆ごと替えてもらえるので、蕎麦つゆや薬味は新しいものに替わります。
2枚目のもり蕎麦は、蕎麦つゆでいただきます。甘口だけどすっきりとした味わいの蕎麦つゆには、とろろがあらかじめ入っているのでリッチな気分が味わえます。あとからネギと山葵を足して、よりさっぱりと。
3枚目は、かけ蕎麦をいただきました。
もり蕎麦同様、甘口ながらすっきりとした出汁。吹上庵の原点はかけ蕎麦にありといいますが、まさに飲み干せちゃいそうな一杯です。とろろ昆布の旨味と天かすのコク、小口ネギの爽やかさが良いアクセントになっています。
あまりに美味しくて4枚目もかけ蕎麦に。だんだんとお腹が膨れてきました。
こちらは、七味と胡麻で味変させながらいただきました。
サーブいただくごとに丼が替わるので、ビジュアル的にも楽しく飽きずにいただけちゃいます。
といいつつ僕は4枚、愛妻は3枚(もり蕎麦×2、かけ蕎麦)で満腹打ち止めとなりました。
全体的にお店の雰囲気もお祭りのようで、お店全体で大規模なわんこそば大会が催されているような楽しい雰囲気でした。店員さんの手際の良さに惚れ惚れしつつ、お店を後にしました。
吹上庵のそばの日を楽しむ際のポイント
ここで、吹上庵の「そばの日」を楽しむうえで押さえておきたいポイントを備忘録的にまとめておこうと思います。美味しい&楽しいそばの日ですが、なにせ大混雑するため如何に混雑を回避するか?がポイントになると思います。
1.開店直後(なんなら開店少し前)から入るべし
今回は開店30分後の10:30頃に訪問しましたが、既に駐車場はほぼ満車。駐車場に早めに入っておければ安心なので、開店直後(なんなら開店少し前)からの訪問が良いでしょう。
2.1組あたり2分程度で回転
今回は20組待ちでしたが、大体40分程度で着席できました。もちろん店舗にもよるとは思いますが、1組あたり2分程度で呼ばれていくスピード感は、参考になると思います。
3.帰り道も混むから気を付けて
帰る際の駐車場も鬼のようにごった返しており、またテイクアウト用の屋外テントにお蕎麦を買いにくる人たちが変な位置に駐車していたりするので、駐車場から道路に出るのも大混雑でした。
これ、交通誘導員を絶対置いたほうがいいでしょ…よく事故が起きないな…というレベルでしたが、採算度外視と思われる蕎麦の日イベントなので人件費を割くのは難しいということでしょうか。
せっかく美味しいお蕎麦をお腹一杯いただけても、帰り道で事故したら嫌な思い出になってしまうと思うので、どうか安全第一でお帰りください。
お蕎麦でお腹一杯になってほしい、という心意気
コメの価格高騰をはじめとした物価高の嵐が吹きすさぶこのご時世に、お蕎麦でお腹いっぱいになってほしいという心意気を感じられるこのそばの日イベント。お腹だけでなく、心もいっぱいになりそうです。
いつ行っても混雑しているので、そういう心意気が鹿児島の人たちに愛されているんだろうなあと思います。どうか、細く長く続いていきますように…蕎麦だけに。
以上、「10月8日は「そばの日」!吹上庵鹿屋店突撃レポ!」でした!