今回はメバルを惑わす魔性のプラグ、「澪示威SOLID」を紹介しよう!
読み方はレイジーソリッド。
そもそも漢字表記はややこしいので、本ブログではカタカナのレイジーソリッド表記でいきたい。
デカメバルは獲れるわ、他のプラグでは口を使わない渋い状況でも食ってくるわ、メバルプラッギング界のファイナル・ウェポン的存在です。
そもそもレイジーソリッドとは?
レイジーソリッドとは、DAIWAの月下美人(ライトゲーム)シリーズで発売されているシンキングペンシルです。
サイズは40mm(1.8g)と50mm(2.4g)が展開されているが、50mmでオールマイティーにカバーできるため今回は50mmを前提として話をすすめます。
レイジーソリッドはその名の通り、ソリッドボディが採用されています。
「ソリッドボディ」とは中身が詰まったボディであり、一般的に市販されている「中空ボディ」とは一線を画します。
透過性が高いソリッドボディは背景に同調しやすく、シルエットが小さく見えやすいです。
(写真上:ソリッドボディ/写真下:中空ボディ)
動きも抑え気味のためプレッシャーを与えにくいことが特徴です。
レイジーソリッドのターゲット
いわゆるライトソルトゲームのターゲット全般・・・だが、特にメバルへの実績が高い。
なぜか大型メバルの捕獲率が高いのも特徴。
写真は泣き尺メバルの29.5cm。
また、アミを偏食するシーバスにも無類の強さを発揮します。
他のプラグでは食わせきれないというシチュエーションでも魚に口を使わせるスキルが異様に高いことが特徴です。
レイジーソリッドの使用感
50mm,2.4gという小粒ボディながら、キャストフィールは上々。
無風の状況下のPEライン0.8号で30mはキャストできます。
沈下速度はかなりスロー。
表層直下のサブサーフェスをトレースすることは得意中の得意。
シンペンですが沈めても根掛かりしにくいため、他のシンペンではロストの危険性が高いポイントでも果敢に攻めることができます。
アクションはロール主体でテールを振る、シンペンらしいオーソドックスなアクション。
ですが、中空ボディのアクションと比べて「おとなしめ」なので、非常に艶めかしい動きです。
ドリフトさせても、中空ボディと比べ水を纏う力強いためか比較的手元に抵抗を感じることができます(そもそも、シンペン自体が何をしているかわかりにくいところがありますが)。
スイム姿勢・沈下姿勢ともに、基本的に頭上がりです。
レイジーソリッドの使い方
レイジーソリッドはシチュエーションに応じて様々な使い方ができるのがウリ。
といっても、そんなに難解なバリエーションがあるわけではなく、ちょっとした操作の変更で大きな違い(魚からの反応)を得られたりします。
ただ巻き
ただ巻きは非常にオーソドックスですが、効果的な使い方。
ふらふらと力なく漂う姿は、ベイトそのもの。
リール回転速度帯は非常に広く、リール1回転あたり1/4秒~2秒の速度で対応できます。
活性が低いときほどスローに巻くのが鉄則ですが、小型のバチが抜けているタイミングなどは1回転2秒のスピードでバカスカ反応があったりするので面白いところ。
リトリーブスピードの調整だけで、当日の魚の活性にアジャストさせることができます。
ストップ&ゴー
ただ巻きで獲りきれないメバルをキャッチするのがストップ&ゴー。
ストラクチャー際などについたメバルや、月明りを嫌がって浮いてこないメバルに口を使わせる力があります。
リールを1/4回転させてストップ、1秒~3秒ほど沈下させてまたリールを巻く、の繰り返しです。
ただ、手返しは悪くなるので「魚はいるけどヒットさせられん!」というタイミングで使うのがおススメです。
ドリフト
アミをはじめとしたプランクトンなどの流下ベイトをメインに捕食しているときは、ドリフトが無類の強さを発揮します。
流れが効いているポイントでは、ジグ単の要領で、投げて、巻かずに漂わせ、ルアーの位置を把握するためにちょっとトゥイッチを入れるだけで十分。
カツン!という小気味良いアタリとともに、トルクフルなファイトが展開されます。
▼泣き尺メバルゲットの釣行記はこちら!
小型シーバスなど、パシャ!パシャ!とライズがあるシーンでどれだけ投げても食わなかったのに漂わせただけでバイト連発!ということも。
▼レイジーソリッドのドリフトで連発した釣行記はコチラ!
レイジーソリッドの使いどころ
メバルを惑わす魔性のプラグ・・・なので、先発から使いたいところですが、手返し良くサーチするには「シャローマジック」や「ビートイート」のほうが適していると思います。
上述のプラグでアタリは得られる(=魚はいる)がどうしても乗せられない・・・
そんなとき、出番になるのがレイジーソリッド。
スイーパー的な存在です。
個体数が少ないときはアピール力がそこまで高くないので長期戦になりがちですが、個体数はそこそこだけど口を使わない、渋い、タフコンディションで活躍します。
レイジーソリッドのフックチューン
番外編として、レイジーソリッドのフックチューンを少し。
純正フックでも十分なのですが、可能であれば変えておきたいのが、がまかつのトレブル17。
スーパーファインワイヤーが使用された細軸渓流魚向けフックですが、メバルにもテキメンです。
じゃれつくような微細で食い気のないアタリをも絡めとる・・・。
サイズは#12がいい感じ。
レイジーソリッド50Sはフロントフック#12,リアフック#14が標準搭載されていますが、両フックともに#12にするとより地味で艶めかしい泳ぎとなります。
扱い方の注意としては、細軸なのでとにかく折れやすいこと。
釣った魚をぶら下げて写真撮影していると、魚が暴れて変形したりすることもありますのでご注意ください。
レイジーソリッドのおすすめカラー
クリアカラーであれば、ソリッドボディ特有の光の屈折の効果を存分に堪能できるので、お好みでどうぞ。
個人的には「アミちらし」を愛用しています。
パワーファイターであるメバルとの夜をお楽しみください。
以上、「メバルを惑わす魔性のルアー「澪示威SOLID」を紹介しよう」でした!