メバルのプラグゲーム、メバルプラッギングが流行りはじめて数年。
メバルのプラグゲーム初心者だった自分が、「これは釣れる！」「これは使いやすい！」と感じながらメバルを釣り上げたルアーをご紹介します！
バスデイ ビートイート47S/55S
シャローエリアでプランクトンを捕食しているメバルに絶大な威力を発揮するのが、ビートイート47S(1.8g)や55S(2.6g)。シンキングルアーですが、リップが逆テーパーになっているので巻けば巻くほど浮き上がり、水面下10〜30cmのレンジをキープします。
使い方は投げて巻くだけ。リトリーブスピードは遅めのほうがハマりやすく、体感としては２〜５秒でリールハンドル１回転くらいのスピード感が吉です。アクションは超タイトなローリングでボディは細身ということもあり、プランクトンなど水面下でモゾモゾしているベイトに合わせて投げると爆釣！というシーンもよくあります。
港湾などの足場が高く深いエリアはちょっと苦手。レンジが上ずりすぎますし、メバルも急浮上を嫌がってバイトに至らないことも。ぜひ足場の低いシャローエリアで登板させてください。ただ巻くだけでバイトを得られるので、ポイント選定さえハマれば初心者にもオススメです。
アクアウェーブ シャローマジック 45/50
リトリーブ、ドリフト、トゥイッチなど、様々な使い方でメバルにアプローチできる名作シャローミノーがアクアウェーブのシャローマジック。水面下20cmまでの使用を想定して作られているため、バスデイのビートイートとレンジが若干カブりますが、ビートイートよりも動的な操作ができます。
基本のスローリトリーブだけでなく、リップを活かして水を受けてドリフトさせて流下ベイトと同調させたり、ここぞというポイントでトゥイッチを入れてテーブルターンさせてリアクションバイトを誘発させたりと、引き出しの多いプラグです。ルアーチェンジせずに様々なアプローチができるので、手返しよくテンポよくメバルの反応を探りたい時にオススメです。
シャローマジックも足場の低いシャローで使いやすいですが、サイズ展開が45mm(1.8g)、50mm（2,8g)、60mm(3.8g)と豊富なので、高い足場のポイントでは60mmの方が使いやすかったりすることも。
ダイワ 澪示威（レイジー）ソリッド50S
メバル用ハードルアーとして、超優秀なのがダイワからリリースされているレイジーソリッド50S。これで食わなきゃメバルはいない！と思えるほど、よく誘い、よく食わせ、よく乗せる・・・。メバル用ハードルアーを一つだけ選べ、と言われたら、迷わず選ぶ信頼ルアーです。
対応するレンジやリトリーブ速度の幅が広いのも魅力の一つ。ソリッドボディのシンキングのため、沈めてじっくり誘うこともできるし、巻いて浮き上がらせて表層をじっくり誘うこともできます。
サイズは40mm（1.8g）と50mm（2.4g）がありますが、まずは50mmでOKです。この10mmの差でメバルの反応が大きく変わる・・・ということはありません。一方で、重量のある50mmのほうがよく飛び、よく沈み（かつよく浮き上がり）、広範囲をサーチする能力に長けています。
使い方は非常にシンプルで、投げて巻くだけ。あらゆるリトリーブスピードに対応できるので、食性に応じて巻き速度を調整してください。たとえば、プランクトンなど遊泳力の弱いベイトを捕食している場合はドリフトやスローリトリーブ（リールハンドルを２〜５秒で１回転程度）に反応が良く、バチなどやや遊泳力の強いベイトを捕食している場合はリトリーブ（リールハンドルを１秒で１〜２回転程度）に反応が良いです。
小メバルはもちろん、大型メバルまでアタックしてきます。最大サイズは、ドリフトで流れに同調させて食わせた29.5cmの白メバルでした。
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とにかくメバルに口を使わせる能力が高いので、メバルの存在を確認するために初場所でのサーチルアーとして、一通り釣りきった後にもう１匹絞り出すためのクロージングルアーとして、様々なシーンで活躍します。
ジャングルジム ユーリ
もともとはSMF2さんによるハンドメイドルアーだったユーリ、2019年にジャングルジムからリリースされ手に取りやすくなりました。
アミパターン、バチパターン、マイクロベイトパターンなど、季節ごとに移り変わるベイトに合わせて様々な使い分けができます。
詳しくは生みの親であるソルマスさんのブログの記載が詳しいです。
https://www.google.com/amp/s/gamp.ameblo.jp/dj-0w0ag0w0/entry-11492226021.html
一つのルアーで様々な攻め方ができるので、初場所で反応を探るパイロットルアーとしても優秀です。
一番の特徴は、ベイトが上昇して水面に逃げるようなライジングアクション。浮き上がりやすい設計になっているため、足場が低いフィールドで使いやすいです。
タックルハウス オルガリップレス
タックルハウスの小型リップレスミノー、オルガリップレス。ボリュームのあるファットなボディで水面直下を小刻みなローリングで探ります。
トレースレンジは表層なので、ウィードジャングルや荒いガレキなど根がかりリスクの高い場所でも安心して投げられます。ドリフトさせても釣れるとは思いつつ、スローリトリーブに一定の実績ありです。
バスデイ S.P.M55
バスデイのロングセラーシンペン、s.p.m55。55mm,3.2gの重すぎず軽すぎずなボディは、足場の高低を選ばずあらゆるフィールドで使いやすいです。
細身でよく飛ぶので、風が強く表層が荒れているようなラフコンディションや、月が明るく魚が浮いてこない日にストラクチャーの際を通すように使用すると反応が良いです。
根がかりリスクは一定あるので、慣れない場所での使用は注意が必要です。
ダイワ テイルスラップ75S
もともとはシーバス用ジョイントルアーであるテイルスラップ。不思議とメバルもコレに食ってくるんですね。
河川はもちろんシャローでも。このウネウネとしたアクションがシラスウナギ系の仔魚に見えるのか、プランクトン系のベイトに見えるのか不思議です。
使い方は投げて一定のレンジを巻くだけ。メバルとシーバスを同時に狙いたい、なんてフィールドでは一石二鳥だったりします。
ジップベイツ リッジ35F/SS
ジップベイツの超名作ルアー、リッジ。プランクトン系のベイトを捕食するメバルへの効果は言わずもがなです。
フローティングとスローシンキングの2種類がありますが、レンジに応じて使い分けるイメージで。
流れのある場所ではトゥイッチからのドリフト、止水域ではストップを織り交ぜたスローリトリーブで。アジも食ってくるプラグです。
ブリーデン ビーナッツ40F/SP
アミやカイアシ、ヨコエビなど、プランクトン系の流下ベイトを捕食しているメバルに効果てきめんなのがブリーデンの新作ビーナッツ。他のプラグにはショートバイトなのに、ビーナッツにはがっぷり食ってくる…なんて嘘みたいな展開が本当にあります。
使用シーンは、常夜灯周りや流れのある場所など。プランクトンを意識したメバルが集まるポイント全般です。使い方はスローリトリーブか、トゥイッチからのステイ。５秒くらい放置してドリフトさせても食ってきます。
サイズ、ウェイトともにリッジ35に近いですが、特筆すべきはその価格。リッジ２つ分の予算でビーナッツは３つ分買えちゃいます。900円でこれたけ釣れるプラグが買えるのは素晴らしいです。
個人的に激オシなメバル用１軍プラグは・・・
色々とメバル用プラグについて書いてみましたが、タックルボックス１軍に入れたいと思うのは、圧倒的な寄せと食わせでメバルを乗せる絶対的エースのレイジーソリッド。
フローティングで水面付近をドリフトさせるならビーナッツ。
水面直下ならスリム系のシャローマジックシリーズ。
といった感じです。
手数の多さが釣果の多さに繋がりやすいメバルのプラグゲーム、ぜひいろいろなルアーを試してお気に入りの一本を探してみてください。
以上、「初心者おすすめメバルプラグ実釣インプレ！タイプ・シチュエーション別にご紹介！」でした！
