チヌトップは掛ける行為自体も重要ですが、何より水面を割らせることが醍醐味のひとつであり・・・
云々カンヌン・・・
超戦略的、と大きく出ましたが、結局試行錯誤の末に答えを出すというのが釣りの醍醐味のひとつでもあるわけです。
チヌトップ日和。海面を割らないはずがないシチュエーションにて
夏の終わり、秋の始まり、両者入り混じる空の下。
べた凪、澄み潮、干潮周り、チヌトップには絶好のロケーション。
こんな日にチヌがトップに誘い出されないわけがない!
イワシ憑きのチヌは比較的簡単に捕食スイッチが入ります(むしろ入った状態で泳いでいます)が、イワシのいない海域で居付きのチヌの捕食スイッチを入れるのもまた一興。
あれこれ考え、チヌを追い詰めていきます。
思考と錯誤でルアーローテションを組み立てる
まずはライザーベイト008から。
バルキーでファットなボディによる、スプラッシュ混じりのドッグウォーク。
序章はアピール重視でソリッド系反射カラー、派手目に攻めます。
チヌが一匹追尾してきましたが・・・様子見といった感じ。
スイッチが入っているわけではありません。
”1枚でも多くのチヌを釣りたい”なら「このルアーでスイッチの入るチヌはここにはいない」「よって他の場所をあたろう」という思考がおそらくもっとも目的に沿った(合理的で現金な)結論です。
居酒屋のキャッチは夜のスポーツジムでサラリーマンに声をかけませんよね。
夜の歓楽街でサラリーマンに声をかけるほうが、当然ながら確実だからです。
今回の目的は”チヌは絶対にそこにいるからなんとかトップで食わせたい”というもの。
視認できたチヌに、いかにルアーをプレゼンして気に入ってもらうか?
「このルアーでスイッチが入らないなら、これはどうだろう?」という思考が働きます。
ということで、続いては真逆のセレクト。
細身でクリアカラーのスウィングウォブラー85S(上の写真中央)で攻めます。
が、これには反応なし。細身じゃだめなのか。
シルエットをファットにするべく、クロウ(上の写真下)のクリアカラーにチェンジ。
ラトル音がカラカラと響く、ノイジーなタイプのペンシルです。
このラトル音が嫌がられたのか、チェイスはあるものの反応しません。
そこで取りいだしたりますはフェイキードッグのクリアカラー。
バルキーなボディはそのままに、クリアカラーでサイレントタイプ。
ヘッドを水面に押し込んでパチャパチャとドッグウォークを繰り返すと・・・
バシュッ!
出た!
乗った!
ググーッ!
あっ!いなされた!
プツン・・・バレた。
ロッドをいなされ、スナップとリーダーの結束部分に負荷がかかりすぎてライン切れを起こしてしまいました。
悔しさマックス、だけど楽しさもマックス
キャッチこそできなかったものの、じわじわと「正解」を探して試行錯誤する過程はとってもエキサイティングでした。
ランガンで活性の高い個体を探していくのがチヌトップの王道ですが、反応の出るルアーやアクションを比べるのもまた楽し。
推理ゲームのような高揚感があります。
今日の「正解」は、クリアカラーのファットなペンシルをピチャピチャと水面を叩きながらのドッグウォーク、だったようです。
似たようなタイプのルアーの手持ちがなかったので、本日のゲームは終了。
これでキャッチできてたら100点だったんだけどなー。
釣りは魚との知恵比べ。
結果だけでなく、過程も楽しめば楽しさ200パーセント!?
以上、「超戦略的ルアーローテーションでバイトに持ち込むチヌトップ」でした!
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