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【書評】メバリング寄りの内容だけど、具体的な釣りノウハウ本!

ある日突然アジング・メバリングが上手くなる

瀬戸内メバルのキーマンであり、アジングの命名者、LEONの愛称で数々のテスターもこなす加来氏のライトゲームのメバリング(たまにアジング)指南書。
ある日突然アジング・メバリングが上手くなる

著者としてはメバルに思い入れが強いようで、アジングを知りたい人が読むと「あまり触れられていない…」と感じられるかもしれません。

一方、メバリングメインの人にとっては中々興味深い内容になっていると思います。

内容としては、タックルやルアーについての記述が大半を占め、残りをポイント選定やアプローチ方法について記述しているといった感じです。

特にロッド×リール×ライン×スプールやジグヘッド×ワームなど、具体的なタックル構成の実例が挙げられております。

そのまま自分の釣りスタイルに流用することは難しいかもしれませんが、「自分のスタイルに合う組み合わせはどれだろう?」「一番汎用性の高い組み合わせはどれだろう?」と考えるヒントになります。

また、常食エサの重要性やメバルの偏食傾向についても丁寧に語られており、具体的なベイトの習性(孵化するタイミングやエリアなど)についても簡単に触れられています。

「巻かないメソッド」や「釣れている情報の噛み砕き方」なども小ネタ的に記載されているため、なかなか内容が濃い一冊です。

同著「ライトゲームアカデミー」(本ブログでも過去に触れています)と合わせて読むと、相互補完されると思います。

「ある日突然上手くなる」はよりメバルに特化したミクロな内容、「ライトゲームアカデミー」はソルトウォーターのライトゲームにスポットを充てたよりマクロな内容となっています。

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