渓流釣り初心者にとって最初の壁となり立ちはだかるもの…。
それは(個人的には)ウェーダー。
腰まである長靴のように、川の中でもザブザブ入っていけるアレです。
ウェーダーの価格や性能はピンキリなので、何を基準にどれを選べばいいのか初心者にとってはちょっとハードルが高い印象です。
エクセルのフェルトハイウェーダー 0H-810を選んだ理由
価格。
価格です。
とりあえず「よくわからんうちは安い物を使う主義者」なので、最初の一着は極力安価なモデルを選ぶことに。
amazonで低価格順に見ていると、「安価」かつ「評価が高い」モデルがエクセルのフェルトハイウェーダーOH-810でした。
NET-Oのウェーダーはより安価でしたが、レビューを見ると「重い」「耐久性にちょっと難あり」との評価があり、こちらは見送りました。
エクセルのフェルトハイウェーダーOH-810を1ヶ月使用してのインプレ
使用期間は、8月下旬から9月下旬までの1ヶ月です。
釣行回数は約10回、釣行エリアは源流〜里川です。
全体の外観
作りは至ってシンプルで、要は長靴がくっついた防水長ズボンです。
細かいところを見ていきましょう。
足回り
フェルト底にPVC(ポリ塩化ビニル)素材のブーツ、そのままナイロンPVCのズボンが繋がっています。
PVCは素材として高熱や低温に弱いと言われていますが、通常の釣りで使用するには問題ないかと。
ちなみに、PVCは-20度で脆化65℃~85℃で軟化するそうです。
夏に車の中に入れっぱなしにしておくと、負担は大きいかもしれませんね。
フェルト底の厚さは1.5cm程度です。
約1ヶ月、10回程度の釣行の後の靴底。
欠損や剥がれなどは発生せず、良好な状態です。
腰回り
腰回りは太めのベルトループや、サイズ調整ベルト、右腰にはD環が付いています。
D環は熊鈴をつけたり、ランディングネットをつけたりと使いやすそうでした。
肩紐ベルトの着脱は基本的にバックルを使用しますが、大元はマジックテープで止まっています。
マジックテープの強度はかなり高いため、使用中に剥がれることはありません。
横転してウェーダー内に浸水しながら流されてしまった際の、脱出措置としてマジックテープが採用されているのかもしれません。
お腹周りにはメッシュの小物入れがついていますが、これを使うことはないかな…。
写真でわかる通り、インナーにはインナーメッシュが搭載されているので、ベタつきを感じることはありませんでした。
サイズ感
身長175cmの中肉中背(やや太り気味)、足のサイズ27.5cmで選んだサイズは3L。
サイズ感に余裕があるため着脱に不自由はありませんが、足周りも少し遊びがあります。
結果、靴下が脱げやすくなり釣行中のストレスが感じられました。
1ランク下のLLサイズでもよかったかもしれません。
対策として、100均で靴底シートを買ってきて底上げしようかな〜と考えています。
エクセル フェルトウェーダーOH-810の使用感
源流域から里川まで使用しましたが、不満点はありませんでした。
重さはやや気になりますが、値段相応と考えると許容範囲ですね。
川底に苔のあるポイントにも入りましたが、フェルト底のためか転倒も1回もありませんでした。
1ヶ月10釣行でしか使用していませんが、もう少し使い倒してみたいと思います。
エクセル フェルトウェーダーOH-810はこんな人におすすめ
- 渓流釣りを始めたばかりの初心者
- ウェーダーは最低限のスペックで問題ない人
- シーズンの釣行回数が10回程度の人
- 1回あたりの釣行時間が2時間程度の人
安価でガシガシ使えるウェーダーですが、バーターとしてやっぱり重さは感じます。1回あたりの釣行時間が長い(長時間釣りをする)人は、もっと計量なモデルを探しても良いかもしれません。
一方で、釣行ペースが月イチ程度であれば、十分お値打ちかと思います。
以上、「初心者のための渓流ウェーダー選び。安価なエクセルフェルトウェーダーOH-810インプレ」でした!