先日、よくチェックさせていただいている「淡路島スズキFISHING雑想ブログ」さんに、魚の写真についての記事がアップされていました。
被写体としての魚。
表現のこと。
なかなか面白い内容だったので、私もコメントさせていただきました。
釣った魚、どのように写真に撮りますか?
その後、ぼんやりと「釣れた魚の写真って、撮り方も構図も色々あるよな~」と思い。
勝手にジャンル分けというか、体系的に?まとめてみることにしました。
皆さんの釣果を写真におさめるときの参考になれば幸いです。
一方で、こんな撮り方もしてるぜよ!or見たことあるぜよ面白かったぜよ!という撮り方・構図があったらコメント等で教えていただけると喜びます。
1.魚メイン系
まずは定番、魚メイン系から。
このネーミングセンスのなさはなんとかしたいですが、魚メイン系からです。
この撮り方は、魚を被写体としてメインに据えているのが特徴。
主に、次の3要素のパターンからなると思っています。
・全体(ころがし)パターン
まずはメインストリームの「全体(ころがし)パターン」から。
被写体を地面に転がして、被写体全体をおさめるパターンです。
あまり色気はなく、現場記録的な要素が強いですね。
これは完全にさばいてしまってから写真におさめたパターン。
釣り写真というか、事故・事件の現場記録というニュアンスが強いですね・・・。
まあ、大物が釣れたときは大体事故・事件なんですが。
全体(ころがしパターン)の別例としては、複数の魚をころがす(並べる)というものもあります。
釣れた青物を転がしておくと、グッと臨場感が増しますね。(一方で、やはり事件・事故感も増します)
複数の魚の全体を転がして撮るパターンは、アジングでも多く見られます。
・魚顔アップ写真
次に、最近ハマっているのが「魚顔アップパターン」です。
魚の目から訴える力が強いのか、なかなかインパクトがあるので最近お気に入りの構図です。
魚がどのようにフッキングしたか?を後から確認することもできるので、結構好きなんです。
タチウオなんかは、同じルアーを使っていても時合いと時合い落ちのタイミングで明らかにフッキングの仕方が変わりますもんね。
この構図は魚の大小や種類を問わず使えるところもお気に入りのポイントの一つです。
カサゴかわいいよカサゴ。
・泳がせパターン
渓流釣りなんかで定番の撮り方ですね。魚を水に泳がせながら撮るパターンです。
自然光や魚が生息していた水域で撮られるため、非常に綺麗な写真が多いのが特徴です。
より自然に近い姿で撮られるため、被写体としての魚の色気がすごいですね。色気というか、広告・デザイン業界でいうシズル感というか。
この泳がせながら撮るパターンは、釣り人がまず水面に近い場所にいることが絶対条件です。
当然ですが、高い堤防の上などからでは絶対に無理ですね。
一方で、ウェーディングでのシーバス狙いなんかではよく見かけます。
また、チヌのトップゲームなど海面からの距離が近い場合も泳がせパターンでイケますね。
これは泳がせているというより、ちょっと陸地に引き上げてしまった感もありますが・・・。
・魚メイン系まとめ
この撮り方は、①全体(ころがし)パターン、②魚顔アップパターン、③泳がせパターンの3パターンに大別されます。
①全体(ころがし)パターンは、いわゆる釣果写真の主流。どうしても記録的な要素が強くなり、魚への愛情・・・というか芸術的なエッセンスはあんまり感じられないパターンです。
②魚顔アップパターンは、魚の大小を問わず撮ることができます。また、魚自身の目力や表情の豊かさから、インパクトも大きいですね。「いつもワンパターンな撮り方なので他に何か構図がないかな~」という方にもおすすめです。
③泳がせパターンは、渓流釣りが主流でなかなか海釣りではハマりにくいです。でも、ハマると圧倒的な美しさを誇るのがこの泳がせパターン。水辺で釣りをする場合は、ぜひチャレンジしてくみてください。その際には、魚の口を掴むことができるフィッシュグリップなどがあるといいですね。
2.何かと一緒に系
続いては、「何かと一緒に系」ですね。ネーミングセンスのなさには目をつぶってください。
・何かと比較写真
魚単体ではなく、サイズの比較などを行うために比較物を置いて撮影するパターンです。
たとえば、よくある例としてタバコなど。
他には、500mlのペットボトルや自分の履いているスニーカーなどを並べて撮る方もいらっしゃいます。
サイズをわかりやすく!という目的に沿った撮り方ではあるものの、ちょっとオールドスクールな感じもありますね。
この「何かと比較パターン」の新しい流れとしては、DRESSやハピソンが出しているフィッシュメジャーをアプリで撮影するという手法があります。
このシステム、最初に見たときには衝撃でした。
このメジャーは僕も購入してアプリを使ってみましたが、2016年現時点では使い方による表示誤差が大きいです。個人的には、もっと精度が上がってから使いたいな~と思っています。
・ロッド並列
魚単体ではなく、ロッドやタックルなどもフレームに入れて撮影するパターンです。
典型的なのはコチラ。
ロッドやルアーが、しっかり魚と一緒に写っていますね。
メーカーさんや、フィールドテスター・モニターさんがよく写される構図です。
kakky13さんはかなりフォトジェニックでシズル感あふれる写真を撮られるので、インスタ見てても楽しいです。
他にも、次のような系統があります。
3.ブツ持ち系
・アッパー持ち
・アンダー持ち
・正面持ち(横)
・正面持ち(縦)
・バス持ち
4.ニューウェーブ系
・分割写真
5.おもしろ系
・魚ブラ
・トリック
が、まとめるのがしんどくなってきたのでこのあたりで1回更新します(爆)。
また、おいおい追記していきたいな〜(願望)。
以上、「釣りも綺麗にインスタ映え?魚の写真の撮り方まとめ」でした!
こんばんわ。
紹介していただき恐縮です。
魚の写真にインスタ映えって表現、私にはよく理解できませんが、時代はそうなってるんですね(笑)
せっかくの写真ですから、魚の美しさや釣りの面白さが写真の中にこめられるのがいいんじゃないかな、と思います。
ブログでも触れましたが、背景をモザイクなどでつぶした写真が、近年多いように思います。
あれはみっともない。
嫌いです。
インスタ映えは今年のパワーワードということで、流行に乗ってみました笑。
おっしゃる通り、釣りのワクワク感や楽しさ、ひいては自然の美しさや貴重さを感じられる写真はすごく価値があると思います。
村越正海氏が過去何かで「写真の背景は背景であり魚の一部でもある」とお話しされていましたが、綺麗な背景にはストーリー性があるんでしょうね。
背景のモザイク加工は場所の特定を防ぐ意味合いとして理解はできますが、どうしても安っぽい印象です。(モザイクかけるくらいならネットに載せなくても良いという人も一定いそうですね)