ヒラスズキといえば、荒れた磯からのサラシ打ちのイメージが強い釣り物。
ですが、今回はベタ凪の堤防から60cmヒラスズキをキャッチできました。
その時の様子を、記録としてメモします。
状況
天気は曇り、風はなし。
時期は4月下旬、気温は18度、水温は20.5度。
タイミングは朝マヅメ、潮は中潮の上げっぱな。
場所は小規模漁港の堤防先端テトラ。
もともとはエギングとして、親イカ狙いで入ったポイントです。
堤防周りのテトラには、ホンダワラが茂っており、イカの回遊がありそうな雰囲気。テトラの沖は砂地となっています。
堤防周りは遠浅のシャローですが、堤防先端からは深くなっている船道を狙えそうです。
ルアーアプローチ
使用したルアーは、ブリーデンのメタルマル19g。
堤防先端から船道に向かってフルキャストし、一旦ボトムを取ります。
ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュならボトムからのリフト&フォールだし、青物ならレンジごとにジャーキングかな…なんてことを考えつつ、なんとなくただ巻きで中層を巻いてくるという一番中途半端な通し方。
ルアーを足元まで寄せて、テトラ際で海藻を避けてピックアップしようと巻き速度を速めた瞬間。
ドンッ!というアタリとともに竿先が絞り込まれました。
ファイト
使用していたロッドは、フエルコのVR-210。
実はこの日、初めて使用したロッドだったので、ロッドのクセもよくわからないまま右往左往。
ファーストテーパーながら粘りのあるブランクスで、トルクフルなツッコミを耐えながら寄せてきます。
ドラグをうまく使わないと負担が大きそうだったので、ファイト中にドラグを調整し、ロッドへ負担が掛かりすぎないように配慮します。
そうこうするうちに、ギラッ!と銀色に輝くボディを視認できました。シーバスだと分かったので、根に潜られる心配はそうないものの、テトラ際で走られた際の根ズレや海藻に巻かれないように神経を配りました。
実際は5分も掛からなかったものの、不意打ちだったのでファイト時間は相当長く感じました。
連休中日のモーニングサービス!おはようございます!! pic.twitter.com/W9GIYPU21V
— スズキシ@水辺を巡る冒険 (@szksghl) April 27, 2024
ファーストキャストで魚を連れてきてくれるメタルマルは、やっぱり信頼できるルアーです。
魚種限定解除ォ!メタルマルはやっぱりエサです。ヒラスズキもニッコリ。 pic.twitter.com/TrwRff34DN
— スズキシ@水辺を巡る冒険 (@szksghl) April 27, 2024
初利用で初ファイトできたロッドの特性も、少し理解できた気がします。
今朝、おろしたてのフエルコVR210でメモリアルな60cmのヒラスズキ。ファーストテーパーながらしなやかなバットパワーで、強引さと柔らかさをもって長期戦でやり取りできました。面白いロッドなので、どんどん使い込んでいきます!#フエルコ #huercocas2024 pic.twitter.com/F3AyQO97IN
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ベタ凪の堤防で釣るヒラスズキを考える
こんなベタ凪ピーカンでヒラスズキが遊んでくれるフィールドのポテンシャルすごいな…帰って朝ご飯にしよう。 pic.twitter.com/fSHW5NSWg6
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サラシが出ていないと釣りにならない、という印象のヒラスズキ。
過去、台風直前のサーフにてメタルジグで掛けたことはありますが、こんなベタ凪な海で掛けたのは初めてです。
「物陰に身を隠し、遊泳力の弱いベイトを捕食する」という習性を考えると、この場合はサラシではなくテトラや海藻が「物陰」にあたり、スローに巻けるメタルまるが「遊泳力の弱いベイト」を演じたように感じました。
九州はヒラスズキの魚影が濃いエリアですので、これをきっかけにちょっと頭を使いながらアプローチしてみたいと思います。
どうしても危険を伴うゲームのイメージが強いヒラスズキですが、手軽に釣れるようになるとまた楽しそうですね。
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当日のタックル
- ロッド:フエルコ / VR-210
- リール:シマノ / アルテグラC3000HG
- ライン:エックスブレイド / スーパージグマンX8 30LB 1.5号
- リーダー:シーガー / グランドマックス FX 5号
- ルアー:ブリーデン / メタルマル 19g
以上、「ベタ凪の堤防で釣るヒラスズキ」でした!