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HUERCO(フエルコ)のテレスコロッドVR210-20をインプレ!

HUERCOさんのVR210-20を半年間使い倒してみたのでその実釣インプレです!

手頃な価格にコンパクトな仕舞寸法、粘りのあるブランクスで、小場所でのシーバスやエギング向けのロッドだと思います。

HUERCO VR210-20のスペック

長さ2,100mm(2.1m/7ft00inch)
仕舞寸法450mm
継ぎ数7pcs(振出)
自重約130g
テーパーRF レギュラーファスト
ラインMax16lb(4号)
キャストウエイトMax30g
ドラグ設定値Max1.2kg
おもり負荷Max93g

スペック表には示されていませんが、ブランクスはグラスファイバーとカーボンの合成素材です。

7ftのレングスに30gまでのキャストウェイトということで、ミドルゲームに適したサイズ感だと思います。

特に、魅力は450mmの仕舞寸法!とにかくコンパクトなので、旅行バッグに忍ばせたり、ランガン時に活躍しそうですね~!

HUERCO VR210-20の使用感

ブランクスは粘りがあるので良く曲がり、掛けた魚とケンカしません。シーバスやアオリイカなどのターゲットとは相性が良いと思いました。

一方で、ハタなどの根に潜る魚には主導権を取られがちになるため、掛けた後のやり取りには注意が必要です。またブリ?スマガツオ?の良型を掛けた際も完全にのされてしまった末にバラシてしまったため、50cm以上の青物とのファイトも注意が必要かと思います。

カンパチ(ネリゴ)

さすがに5g以下のジグ単などのライトゲームに使うにはオーバースペックですが、7g以上のジグヘッドを使ったワインドゲームは使い勝手が良いです。

ちなみに、これは10gのジグヘッドをダートさせて仕留めたカンパチの子ども(ネリゴ)。

40㎝クラスのカンパチ(ネリゴ)でしたが、足場の良い堤防の上では難なく寄せてくることができました。抜き上げは不安だったのでタモを使用しました。

ヒラスズキ(ヒラフッコ)

どちらかといえば、キャストウェイト10g以上から気持ちよく使えるフィーリングです。

こちらは、13gクラスのジグブレード(というかメタルマル)を使ってキャッチしたヒラスズキ(ヒラフッコ)。

テトラ際でヒヤヒヤしましたが、強烈な引きに耐えて何とか浮かせることができました。

ブランクスは柔らかめなので、足場の悪いテトラ帯では慎重なやり取りがベターです。根に潜る魚ではなかったので、なんとか捕れた…。という印象です。

抜き上げは不安だったので、テトラにずり上げました。

オオモンハタ

こちらは30㎝クラスのオオモンハタ。ブランクスが柔らかめのため、根に潜られないようドラグはフルロックで対応し、ロッドを大きく上げてファイトしました。

ロッドの長さが210cm(7ft)とそこまで長くないため、磯場など足場が悪い場所では注意が必要です。

30cmクラスのオオモンハタなら、不安なくブッコ抜きできます。

メッキ

こちらはペンシルべイト(クロナッツ67)を水面ドッグウォークさせてヒットさせたメッキ。

ドッグウォークアクションさせるには、ブランクスが柔らかめなのでちょっとコツが要ります。ドッグウォークさせられないことはないですが、マニュアルでアクションを入力するには少し難しいですね。

水面ドッグウォークを行うなら、巻くだけで自動でアクションするジャッカルのライザーベイトやポジドライブガレージのスウィングウォブラーなどのルアーをチョイスすると良いでしょう。

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アオリイカ・コウイカ

エギングで使用する分には特に問題はなく、シャクリもリトリーブもソツなくこなします。

穂先はソリッドティップながら意外と(失礼!)感度もよく、PEラインを使えばイカがタッチした感触も感じ取ることができます。

アオリイカは450g程度でしたが、こちらもなんなく抜き上げ。

コウイカ750gはちょっと不安だったので、タモを使ってランディングしました。

穂先がソリッドなので、イカがタッチしても違和感を与えずに抱かせやすいというメリットはあるのかもしれません。

一方で、7ftというレングスはエギングロッドとしてはちょっとギリギリな印象ですが、小磯や港のテトラ程度なら意外と取り回しに問題はありませんでした。沖磯なんかでは、もっとレングスが長いほうが使いやすいんでしょうね。

HUERCO VR210-20の注意点

穂先の上に物を置かないこと

使用して2ヵ月ほど経った頃、穂先(ティップ)の上に誤って物を置いて、穂先を折ってしまいました。これはテレスコピック(振り出し式)ロッドに限ったことではありませんが、どうしてもカジュアルに使い倒してしまいがちなので、取り扱いには十分注意したいですね。

(海辺で使用する場合)ブランクスに付着した塩分はこまめにふき取ること

テレスコピック(振り出し式)ロッドに共通した注意点かもしれませんが、納竿の際はブランクスに付着した塩分をこまめに拭き取ることで、ロッドの継ぎ目の固着化が防げます。

使用して4ヵ月ほど経った頃、ロッドの継ぎ目が固着化されてしまい、ロッドを縮める際には難儀しました。

突然折れることがある

使用して4ヵ月ほど経過した頃、30g程度のメタルジグをフルキャストしていると、突然ポキリと折れました。30gはキャストウェイトのMAX値ではありますが、まさかこんな風に折れるとは…。経年劣化にしては、ちょっと早すぎると思います。

ガイドの固定が弱い

ガイドの固定は弱め?なのか、3ヵ月くらい使用しているとガイドが外れてしまいました。

ロッドを縮めようと力を入れた際に、外れてしまったのかもしれません。

amazonで兄弟機種のVR240-30のレビューを見ていても、次のような記述がありました。

さらにさらに追記
朝になって確認してみたら、先端のほうのガイドが2箇所はずれかかってました。完全に設計上の問題ですね。
もう修理に出すのもめんどうなので、エポキシつけてはめ直しました。他メーカーのテレスコロッドは、こんなことは1度も無かったんですけどね。
惜しい…惜しすぎるロッド…

このようなガイド外れは他のテレスコロッドでは見られなかったので、ひょっとしたら、HUERCOのVRならではの症状なのかもしれません。良いロッドなので、もし仕様の問題であれば改善を希望します。

HUERCO VR210-20はこんな人におススメ!

小場所でのシーバスや、エギングをメインで行う人には、メインロッドにも十分なりうると思います。また、仕舞寸法のコンパクトさから、ランガン重視の人にもおススメですね。

一方で、青物や根魚などパワーのある魚を狙うにはちょっと心細いかもしれません。そんなときはパワーをワンランクアップさせたVR240-30あたりが使いやすそうですね。

以上、「HUERCO(フエルコ)のテレスコロッドVR210-20をインプレ!」でした!

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