タックル

3種類あれば何でも釣れる!夏のルアー五目釣りを徹底解説!

釣り人アングラー

ルアーで何でも釣ろう!

とにかく何か釣ろう!

ということで、今回はルアーの五目釣りを解説します。

一般的に、ルアーフィッシングでは「ターゲット」を一途に狙うステディなゲームがメジャーです。

今回は「シーバスを狙ってたけど別の魚が釣れたら外道」のようなステディな考え方を一旦置いて、「釣れるものは何でも釣るし、釣れたら何でも本命」という色男的な(ある意味でスマートな)ルアーの五目釣りの楽しみ方をご紹介します!

ブリやカンパチにサバなどの青物から、カマスやタチウオといった牙系、アコウ、ガシラ、ベラといった根魚、オーソドックスにシーバス、変わったところではチヌまで様々なターゲットをゲットできるメソッドです。

ルアーの五目釣り、スマートゲームは夏がいい

太陽と釣り人の影

地域差はあると思いますが、数多くの出会いを求めるなら季節はやっぱり夏。

恋愛ハウツーのようですが、この辺りは釣りハウツーとも関連してきます。

水温が高くなり、ベイトも多く湧く夏の時期は、様々なターゲットがルアーフィッシングで狙えます。

ポイントは水深が深く潮通しが良いところがベスト

空と海と雲と船(2018.7)

ルアーで何かしら釣るなら、「出会いの分母を増やすべし」。

これまた恋愛ハウツーのようですが、釣りハウツーにも通じる鉄則です。

数多くの魚が出入りする場所なら、あなたのルアーに興味を示して寄ってきてくれる魚も多くなります。

水深のある潮通しの良い堤防は、表層〜低層まで様々なタイプが出入りするため理想的なポイント。

例えるなら新宿駅のような、ルミネで買い物している人から地下鉄に乗り継ぐ人まで様々な人種と出会えるようなポイントです。

一方でシャロー(浅瀬)はあまり五目釣りには向いていません。

シャロー(浅瀬)は勝負どきがマヅメ時や潮の動き出しなどの一瞬であることが多く、終電直前の相席屋や深夜零時のクラブのように圧倒的爆発力を見せることがあるものの、普段は波風の立たないエリアです。

シャロー(浅瀬)はハマれば爆発的に強いものの、タイミングを合わせるのがかなり難しいといえるでしょう。

その点、水深のある潮通しの良いポイント、例えば外海に面した堤防などは、あまりムラなく魚の出入りがあるポイントといえます。

ルアーで五目釣り、必要なルアーは3種類だけ!

夏に投げたいメタル系

水深のある堤防をオールレンジ探るため、鉄板バイブやスピンテールなどのブレード系、メタルジグがあればカバーできます。

一般的には20g〜30gで十分で、潮が早ければもっと重いルアー、ボトムの根が荒いポイントなどはもっと軽いルアーでいいでしょう。

先発は鉄板バイブがオススメ

個人的に先発は鉄板バイブで上層〜下層までオールレンジをただ巻きで探るのが一番手っ取り早くて好きです。

ヤル気のある魚がいればすぐに結果は出ます。

鉄板バイブのただ巻きで反応がなければ、ボトムをとってリフト&フォール。

カニや甲殻類をイメージしてリフト&フォールを繰り返せば、チヌも食ってきますよ。

アイアンプレート26チャートヘッドとチヌ25cm(2018.7)

鉄板バイブで反応がなければ、スピンテール系ルアーで

鉄板バイブで反応がなければ、ヤル気のある魚がいないか、魚がいてもサイズが小さいか、波動が強すぎて嫌われているか、巻きスピードが早すぎるかのどれかです。

スピンテール系ルアーで上層〜下層までオールレンジをただ巻きでスローに探れば、ちょっとサイズが小さなターゲットでも、拾えます。

もちろん、スピンテールのキラキラとした回転は根魚にも好反応。

上層〜中層で反応がない場合、ボトムを重点的に攻めれば意外な結果が出ることも。

アコウ(キジハタ)36cmとコアマンパワーブレード

さっきまで鉄板バイブの早巻きで散々トレースしたコースでも、スピンテールをスローに流せば全然違う反応が得られたりするので面白いですね。

最後の最後はメタルジグで

鉄板バイブやスピンテール系ルアーで反応がなければ、メタルジグで様子をみましょう。

ベラとジグパラショアスロー

鉄板バイブやスピンテールジグよりも飛距離を伸ばせるので、手が届かなかった遠くのポイントを直撃できます。

根魚攻略はもちろん、突如現れたナブラを狙い撃つ際にも重宝しますね。

おすすめの鉄板バイブは・・・

おすすめの鉄板バイブは、何はともあれコアマンのアイアンプレートシリーズ。

アイアンプレート26マコイワシとツバス48cm(2017.10)

鉄板バイブのルーツであり、基本形です。

サバ30cmとコアマンアイアンプレート18g

メジロやツバスといったブリ系を始め、大サバなどあらゆる青物が好反応。

ボトムのリフト&フォールではチヌなどもバイトしてきます。

アイアンプレート26チャートヘッドとチヌ25cm(2018.7)

ただ、タマにキズなのはボディがフックに引っかかってしまうこと。

コアマンのアイアンプレート26g

この辺りが改良されたのがエバーグリーンのアイアンマービーですが、個人的な釣果はアイアンプレートの方がよく釣れます。

それだけアイアンプレートをよく投げているからかもしれませんが。

このあたりの比較は、別記事にもまとめているので興味のある方はどうぞ。

関連:鉄板!メタルバイブ徹底比較!

おすすめのスピンテール系ルアーは・・・

かなり迷いますが、ブリーデンのメタルマルとコアマンのパワーブレードによる釣果が多いです。

メタルマルはコロラド〜インディアナ型の丸っこい金属ブレードが特徴で、よく飛ばせて浮き上がりやすくアクションが入れやすいです。

ブリーデンのメタルマル28gピンクグロー

使い方は自由自在で、高速巻き、連続トゥイッチ、リフト&フォール、ジャークなどメタルジグのように扱えます。

よりマニュアル的な操作で、釣れた!よりも釣った!という喜びが大きく得られるルアーです。

メタルマルとカマス

ブレードへのバイトが多いため、サイズの小さなターゲットでもしっかり食わせられるのが特徴です。

ただ、ラインアイがノーズについているという形状から「ボトムをスローに誘う」のはちょっと苦手。

メタルマルとガシラ(カサゴ)

ボトムを丁寧に探るのであれば、コアマンのパワーブレードの方が適しているでしょうね。

コアマンのパワーブレードはぽってりとしたボディに細長いウィローリーフ型のブレードが特徴です。

ツバス25cmとパワーブレード30g(2018.7)

ラインアイが背中についている(ノーズにあるのはボトムバンパー)ため、バイブレーションのように一定のレンジを引くのに適しています。

ボトムをなめるようにトレースするのも楽チンです。

アコウ(キジハタ)36cmとコアマンパワーブレード

一方でアクションは付けづらく、できてもストップ&ゴーやリフト&フォールでしょうか。

よりオートマチックに魚に口を使わせるルアーであります。

オススメのメタルジグは・・・

すみません。

ジグパラスローとカサゴ(ガシラ)

語れるほど釣果を叩き出してないのが現状、フォールで魅せるタイプ、リトリーブでしっかり泳ぐタイプ、いろいろあるのであれこれ試してみます。

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本命を狙って作戦を立てる釣行も楽しいですが、「今日は何が釣れるかな?」と釣りそのものを楽しむルアーの五目釣りもまた楽し。

手を変え品を変えという言葉の通り、レンジを変えアクションを変えれば反応する魚は必ずいます。

魚釣りの上達は「とにかく釣ること」とも言われます。

魚をかけてからのやり取りや、魚が反応するタイミングやルアーなど、肌感覚で腕に馴染ませるにはやっぱり「何かしら釣る」ことが一番!

夏はそんなスマートゲームにぴったりの時期ですが、くれぐれも熱中症には気をつけて楽しい釣りにしましょうね。

以上、「3種類あれば何でも釣れる!夏のルアー五目釣りを徹底解説!」でした!

ルアーで五目釣りを楽しむ

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