ティモンのニョロ系エリアトラウトルアー、「ぺピーノ」の実釣インプレです!
ぺピーノってどんなルアー?
ティモンからリリースされているニョロ系クランク。
への字型に曲がったボディが特徴です。
超低速で泳ぐ、誘う、食わせる
最もバイトを得られる巻き速度は、リールハンドルを4秒〜6秒で1回転するくらいの速さで。なんなら8秒で1回転程度でもOKです。
上手い人なら10秒で1回転の巻き速度でも泳ぎそうですが、リールハンドルを巻く手が震えてくるので一定の巻き速度をキープするのはなかなか難しいです。
細身シルエットの効果
超低速で泳ぐクランクといえば、シマノのふわとろなどがありますね。
ふわとろと比べて、ぺピーノの特徴はシルエットの細さ。
この細さが、ルアー自体のシルエットを小さく見せる効果があるようです。
ふわとろでも食ってこないようなシチュエーションでも、ぺピーノならバイトを絞り出せることも。
また、スリムな形状のため水の抵抗を受けにくく、丸型クランクよりもヒット後のバラシが少ないのも高ポイントです。
大事に一本一本獲っていきたいシーンでは、この「バラシにくさ」が頼りになります。
アワセはスイープに
低速で魅せて食わせるルアーなので、どうしても魚のバイトは居食いのようなハムッ!としたバイトになります。
このバイトをラインやロッドで絡めとるようにスイープにアワセてやるのが、フッキング率アップのコツです。
クイックでシャープなアワセよりも、ロッドをさびくような、大根を引き抜くようなアワセがオススメです。
ぺピーノのスペック
ぺピーノにはMRとDRの2種類あります。自重が0.1gしか違いませんが、泳ぐレンジは全く異なります。
MR
長さは56mm,自重は2.4g,タイプはフローティング,フックはe-hookの#8です。
潜行レンジは0.3m〜1mほど。飛距離は15~20mくらいです。
DR
長さは56mm,自重は2.5g,タイプはフローティング,フックはe-hookの#8です。
潜行レンジは0.5m〜1.5mほど。飛距離は20m強です。
使いやすいのはDR。レンジによって使い分けを
ほとんど一緒に見えるMRとDRですが、DRの方がよりディープを探れます。
ロッド位置やティップ角度で通すレンジを変えることを考えると、より深く潜るDRの方が汎用性は高いですね。
ぺピーノの使いどころ
タフコンディション時(渋いとき)
スプーンの巻きスピードで全然追ってこない…。普通のクランクでは見向きもされない…。というタフコン時こそ、低速で魅せられるぺピーノの出番!
絶望的な状況でも、居食いのようなハムッ!としたバイトを得られます。
リアフックだけでなく、案外フロントフックに威嚇バイトが刺さることも多いです。
普段はスピードの速いトラウトが多いエリアでも、食い渋ったらぺピーノ出番です。
大型トラウト狙いに
低速で魅せられるルアーは、大型トラウトにも効きます。
64cmの体高バリバリのトラウトも、ぺピーノに思わずバイト!
巨鯉なんかもフラフラと付いてきます。
写真は70オーバーの鯉…スレ掛かりなのでファイト中に永遠を感じた…。
低速ウネウネロールアクションは、「なんだろう?」と魚を寄せる力が強いようです。ミミズの身悶えとかに似ているのかしら。この鯉は、ルアーを見にきて反転した拍子にフッキングしてしまったようでした。
ぺピーノのオススメカラー
派手系
スローに攻めるので、派手なカラーで遠くからの魚も寄せて。
派手系カラー×うねうねローリングアクションは、大型トラウトを威嚇する効果もあるように感じられます。
地味系
ぺピーノの派手系カラーは大型のトラウトに効く印象ですが、地味系トラウトは小型〜大型問わず食ってきます。
20cmクラスがアベレージのエリアも、地味系カラーなら低速で攻略可能です。
以上、「ぺピーノ(ティモン)のインプレ!低活性時のエースルアー!」でした!