河川シーバスゲームの季節は進み、絶好調の初冬モードから渋目の冬モードへ。
渋目の冬モードから超低活性の真冬モードへ。
あらゆるルアーで掛けることができず、万事休すかと思われた極寒のシチュエーション。
必殺ルアーでシーバスが1本撮れたのでその実釣レポです!
様子はどうだ?あらゆるルアーで全方位サーチ
時期は1月中旬、場所は河川、タイミングは夕マヅメから半夜にかけて。
最近は初冬モード(表層レンジ)や冬モード(中層レンジ)が混在しているので、今日の様子はどうだ・・・?とチェックしていきます。
まずはサーチ用ルアー、tklm90spをチョイス。
初冬モード(表層レンジ)なら深いバイトを得られるし、冬モード(中層レンジ)なら金属的なショートバイトの反応があるはず。
という見込みで全方位探るも、反応なし。
活性が低く、冬モードのシーバスが反応していない可能性があるためより深くレンジが入るサイレントアサシン99Fをチョイス。
サイレントアサシンの潜行深度は30〜80cm。
表層まで浮いてこない冬モードのシーバスなら反応するはず・・・と全方位サーチするも反応なし。
そう、先日は表層レンジのみ好反応で、連続ヒットするという初冬モードバリバリの釣りができたわけです。
今日も先日のように初冬モードバリバリだとしたら、表層レンジを通さないと反応しないかもしれない。
表層直下をロールアクションで通せる小粒ルアー、フラペン85シャローにチェンジ。
・・・全方位をサーチするも反応なし。
真冬パターンのボトムべったりシーバスを探ってみると・・・
表層も中層も一通り探ってみたものの、シーバスからの反応は得られず。
これは、真冬モードに移行し低活性のシーバスがボトムにべったり張り付いているか、そもそもシーバスの存在自体が産卵のために抜けてしまったのかどちらか。
どちらにせよ厳しい展開になりますが、シーバスのストックはあると信じて対真冬パターンのルアーにチェンジ。
ローリングベイト66のダブルフックチューンです。
アップクロスのオープンウォーターのカケアガリのボトム付近。
底をするくらいデッドなスローリトリーブで「カキン!」というショートバイト。
しかし、掛けられない。
同じコースを再度トレースさせると、根掛かりしてしまった。
ダブルフックチューンは根掛かり回避率が格段に上がりますが、結局スタッグするときはするんですよね・・・。
シーバスに口を使わせられる唯一の弾(ルアー)を切らしてしまったので、今日はもう万事休すか・・・。
最後にシーバスキャッチ!切り札は取っておくものだぜ
万策尽きても、最後に投げたい切り札ルアーにチェンジ。
これで手早くサーチしたら帰ろう・・・と全方位をサクサク撃っていきます。
リトリーブスピードは諦めムードなので少し早め、秒2回転程度の速さで巻いていきます。
ダウンクロスのオープンウォーターのカケアガリ、今まで様々なルアーを通して反応がなかったコースで竿先にグッ!と重みが乗ります。
はやる気持ちを抑えて、スイープに大きくアワセを入れます。
ファイトは走らない個体でしたが、最後の最後に護岸の真下に潜り込もうとしてなかなかのしたたかさ。
慎重にランディングしたのは、50cmのシーバスでした。
ラパラのCD9をバックリ丸呑み。
なんの疑いもなく、エサだと思って追ってきたのでしょう。
反省としては、リアフックをエラにフッキングさせてしまったこと。
ウォブルが強いタイプのルアーなので呑まれる想定はしていませんでしたが、バルサ素材特有のナチュラルアクションが深いバイトを誘ったのかもしれません。
この日の状況としては、活性の低いシーバスとそうでもないシーバスが混在していたのかもしれません。
しかし、何を投げても反応しない状況で、寄せる、食わせる、獲る。
神様、仏様、ラパラ様といった感じですね。
その場にいるシーバスを一網打尽にしてもおかしくない、スイーパーとして非常に優秀なルアー。
「タックルボックスに忍ばせたい」という表現は、こういうルアーのためにあるんでしょうね。
以上、「万事休す!真冬のシーバスゲーム、世界のラパラに救われた!」でした!