みなさん、チェックしてますか?
なにって、あれです。
海中から釣り上げたアジやメバルは、何を食べているのか?
つまり、胃の中に何が入っているか?です。
捕食物を調べるのは釣り上達の早道
人間にも、食事の嗜好性ってありますよね。
冬はあったかい鍋が恋しいし、春は新キャベツのパスタなんかオシャレでいいな。夏は素麺、秋は何を食べても美味しいよな〜。
そうです。魚にも、捕食の嗜好性があります。
冬は餌が少ないからプランクトン、春になったらイカナゴやシラスみたいな小魚が美味いよな。夏は小イカ、秋は何を食べても美味しいよな〜。
魚たちが季節(もっというと時間)ごとに何を好んで食べているのか知ることは、釣り上達への近道です。
捕食物(エサ)を知るにはストマックポンプがおすすめ
では、「魚たちが何を食べているか」はどうやって調べればいいでしょうか?
ひとつには、さばいて胃を切り開いて見てみる方法があります。
でも、持ち帰ってからさばくと消化が進んで胃の中のエサがどろどろになってることもあるし、アジやメバルなど小型魚の小さな胃を切り開いてみてもいまいちピンとこないこと思います。
しかも、豆アジや小メバルを持ち帰っていちいちさばくというのもちょっと大変ですよね。
リリース前提としている方ならなおさらです。
そう、そこで登場するのがストマックポンプです。
そもそも、ストマックポンプってなに?
魚の口にスポイトを突っ込んで、胃の中のものを吸引してくる器具です。
胃の中のものを吸い出す掃除機、というとわかりやすいでしょうか。
もともとは、渓流トラウト釣りで活用されていた道具です。
見た目はこんな感じ。
写真中央のスポイトおばけみたいなのがストマックポンプ、写真右がシャーレです。
こいつを、魚の口の中に突っ込んでスポスポすると、胃の中のものを取り出してくれるというもの。
胃の中のベイト(捕食物)を、シャーレに取り出して観察します。
どれどれ、何を食べているのかな・・・。
と、まあ、見ての通り大型魚には向きません。
メバルやアジなどの小魚に真価を発揮します。
スポイトは結構長く見えますが、10cm程度のメバルやアジでも十分使用できます。
※大型魚は持ち帰ってさばいて胃の中を切り開くか、釣った直後に吐き出したベイトなどでエサを判断するしかありませんね。
「魚は何を食べているか?」ストマックポンプで得られる情報は貴重
これはある日のメバルの胃の中。潮が動き出した直後に釣れた個体のものです。
カニの幼生(ゾエア)、ワレカラ、アミなどが見て取れますね。
海流が強いエリアだったので、流されてくるプランクトンを捕食していたのでしょう。
まだ小魚(イカナゴ)やバチ(ゴカイなどの多毛類)は食べていませんでした。
必然的に、ルアーはプランクトンに近いクリアタイプのワームやプラグ、レンジ(層)は表層が有利になります。
このように、ゲームを組み立てる上で胃の中の情報ってめちゃくちゃ重要なんですよね。
(個人的には、すべてのライトゲーマーが釣った魚の胃の中をネットで発信したらきっと革命が起きるのでは・・・と思っています。色々トンデモナイものが出てきそう)
超簡単!ストマックポンプの使い方
使い方は超簡単。次の4ステップです。
1.ストマックポンプに水を入れる
2.ストマックポンプを魚の口から胃まで(入るところまで)差し込む
3.優しく、弱く、ポンプ部分を2~3回ペコペコと押す
4.ポンプのストロー部分に胃の内容物が逆流してくるので、そっと魚の口から抜き取る
魚をさばく必要はないにしても、魚へのダメージは少なからずあるので、魚体は優しく扱ってあげてくださいね。
ストマックポンプはライトゲームに特におすすめ
今回は、ストマックポンプとはなんぞや&使い方をご紹介しました。
ターゲットがアジやメバルなど小型魚であるライトゲームでは、特に活躍します。
魚の胃の中(ベイト=捕食物)を知ることで、自分の釣りが新しく広がる感じ。おすすめですよ〜!
以上、「ストマックポンプがアジ・メバルの胃の中(ベイト)チェックに超便利な件」でした!
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