アジングルアーメーカー、34(サーティーフォ―)さんのアジングセミナーに行ってきたのでその報告レポートです!
34(サーティーフォ―)の提唱する、アジング最前線を体験してきました。
色々と、考えさせられることが多かったです。
34(サーティーフォ―)のアジングセミナーとは
アジングルアーメーカー、34(サーティーフォ―)さんが定期的に開催されている、アジング特化型のセミナーです。
年に10回程度、全国各地で開催されています。
だいたい2部構成でのセミナーとなっています。
第一部は講師による座学(意見交換?)型のセミナー、第二部は実際にフィールドに立ってルアーを操作しながらの実釣セミナーとなることが多いです。
昼過ぎに始まって、夕方に実釣という流れですね。
気になる参加費はなんと!無料なんです(2016年11月現在)。これはかなりうれしいですね。
今回の会場は公民館
今回の会場は淡路市の公民館でした。(写真ボケすみません・・・)
セミナー開始は13:30〜(受付は13:00〜)だったので、13:15頃に現地到着。
会場に到着して驚きました。なんと、駐車スペースが全然ない!
駐車場には、大阪・徳島ナンバーの車はもちろん、奈良ナンバーや名古屋ナンバーの車まで、ずらり。
このセミナーの注目度の高さがうかがえます。
なんとか、隅の方に空いている駐車スペースを見つけて一安心。
セミナー開始15分前でこの状況だったので、今後参加される方はできるだけ早めに現地に到着していたほうが安心かもしれませんね。
アジングセミナー開始までの雰囲気
受付を行い、34のステッカーとアジング道場の案内プリントをいただきました。
坊勢島で12/10(土)~12/11(日)の間にアジング道場を行うようですね。
アジング道場は結構ハードらしく、みんなで雑魚寝したり不眠不休でアジングやったりするみたいです。
ちょっと行ってみたい気もするけど、さすがに12月の夜釣りを徹夜とかだったらちょっと厳しそう・・・(ヘタレ)。
会場には30~40人くらいの参加者さんがいらっしゃいました。
友人同士の方もおりましたが、ほとんどがお一人での参加のようです。
お子さん連れ(小学校高学年~中学生くらい?)やご夫婦で参加されている方もいらっしゃいました。
セミナー開始までの時間は、34の家邊代表も会場にいらして参加者さんと談笑されていました。
第一部セミナーの講師は34代表の家邊 克己さん
セミナー講師は、メディアでも結構露出されている34の家邊代表のアジングトークでした。
内容としては、めちゃくちゃ刺激的な初耳!な内容もあれば、既に家邊さんがネットで発信しているような内容もありました。
しかし、ネットで既に発信されている内容であっても既視感がないのは直接本人から話を聞ける良さですね。
個人的に刺激を受けたお話を書き出すと、ざっと以下のとおり。
アジがワームを口内に入れ違和感を感じ吐き出す速さ、目で食う魚⇆臭いで食う魚、ナイトゲームのアジのベイトであるプランクトンとその溜まり場について、またそのプランクトンの溜まり場の探し方について、理想のタックルバランス、シェードの重要性、アジとメバルは混泳するか否か、ショートバイト対策法、ボトムはとらない、カウントダウンだけでレンジを探る、淡路島で必要なワームカラー、濁りの種類によるワームカラーの選択目安etc,,,。
その中でも、近代的だな〜と思った最先端アジングメソッドについて、簡単に触れてみたいと思います。
・プランクトンの溜まり場の探し方について
マズメ時などのフィーディングタイムを除き、基本的にナイトアジングのメインベイトはプランクトンとなります。
現在、34が提唱しているアジングは「巻かない」アジング。理想は、プランクトンの集合体の中にワームを入れておくと、アジがヒットするという考え方です。
巻かない釣りは、LEON氏がメバルプラッギングの中で説明されていたりするので、ここ近年注目されている釣法ですね。
でも、そもそもプランクトンの集合体ってどこにいるのか?
プランクトン自体は遊泳力が弱いため、①堤防側などの障害物周り②潮(海流)と潮がぶつかりあう潮目にいるというものです。
①の場合は堤防側のシェード打ちが有効です。が、人が多いとなかなか足元を探りにくかったりするのも事実。
②の場合は、超繊細なタックルで潮目を探るというものです。
0.5g以下のジグヘッドが登場するなどめちゃくちゃライトなアジングが過熱し一部では冷めた意見も出ていました。
超繊細なアジングで必要なのは、タックルバランス。
やじろべえの原理でアタリを感知するため、リール部分に重心がくるようなセッティングが最高とのことでした。
また、ロッドグリップは握らず、指を添えるだけ。
超軽量ジグヘッドは存在感がわからず釣りしてる感覚がなくてちょっと嫌がられますが、家邊さんのアジングでは「ジグヘッドの存在なんてわからなくていい」ということでした。
大切なことは、チョンチョン!というロッドアクションをしたときに重みが伝わればいいということ。
チョンチョンアクション自体は一見誘いのようにもみえますが、単にジグヘッドの重みを感じるために行っているだけとのことです。
ジグヘッドの重みを感じることができ、タックルバランスが取れており、エステルラインを使っていれば、確実にアタリを感知することができるとのこと。
ほんまかいな??とも思いましたが、続いての実釣セミナーで疑問は確信に変わりました。
割と目からウロコでした。
・淡路島の水質に合わせたワーム選択
ちなみに、淡路島の水質をふまえたうえでのワーム選択は、小ぶりなワームで控えめなグローさえあればよいとのことでした。
34(サーティーフォー)のワームであれば、ジュニアの「にじ」「あめいろ」「あめふらし」があれば大体対応できちゃうみたいです。
34(サーティーフォー)のセミナーなので自社商品の営業っぽい感じかな〜とも思いましたが、手持ちのロッドとリールでタックルバランスをとる方法など教えてくれて、結構ためになった感じです。
また、セミナー会場ならではのご当地ネタを聞けるっていうのもかなり貴重な機会だな〜と思いました。
あ、家邊さんは質問がないとやりづらいようだったので、セミナー参加者の方はどんどん疑問点をぶつけていいと思います。
年中釣りをしている人と喋れる機会って、なかなかないチャンスなので。
第二部実釣セミナーは34代表+フィールド
15時過ぎ。近隣の漁港に移動し、実釣セミナー開始です。
30〜40人のアジンガーが1つの堤防に集結したので、なかなか圧巻。
駅の改札かな?いいえ、堤防です。
ここでは自分のタックルで実釣したり、34のタックルで実釣したり、34のフィールドスタッフの方といろいろ話しながら釣りをしたりできます。
個人的には、いろんなひとの釣り方が見られるめちゃくちゃ良い機会だったな〜と思います。
普段は、自分の釣り方しか知りませんが、人をみていると結構特徴があって面白いですね。
34スタッフの方は、ラインの送り方が独特だなと思いました。
で、スタッフの人はきっちりアジを釣っているという。
参加者はなかなか釣れず渋い中で、しっかりアジを釣るあたりにプロ・セミプロの腕を見ました。
今回の収穫は、エステルラインって面白いなと思えたこと。
ナイロンやPEはもちろん、フロロでもアタリが取りづらい強風下でも、極細エステルラインであればアタリを感知できたこと。
アタリに対するアワセは、リールを半回転させるだけで十分なこと。
魚食性が高いアジをねらったリトリーブ主体の釣りが多かった自分にとって刺激的な内容でした。
リールのスプールをエステルに変えて、ちょっと来シーズンあたりチャレンジしてみようかな。
超近代的アジングとの出会い、・・・?
まあ、いうても相手はアジです。
下世話なことをいうと、サビキ釣りでコマセなしでも大量に釣れちゃう魚であります。
でも、繊細なタックルで魚を探し、掛けていく喜び。
「ゲーム性」という言葉の意味を、身をもって体感しました。
でもでも、その繊細なタックルを揃える資金ってちょっとどうなのかな、とも思います。
アジング専用タックルは流用性が低く、メバリングやロックフィッシュにはちょっと辛いような。
キャロやフロートを使ったタックルならまだ汎用性が高いですが、堤防で超軽量リグを操作するスタイルの場合はことさらです。
でも、確かに極細エステル×超軽量ジグヘッドの可能性は感じたので、スプールだけ交換してやってみようかな・・・とも思ってます。
性格的には、短い時合いで小魚をフィーディングするアジをサクッと釣って帰るほうが合ってる気もしますが。
それだと、どうしても同じサイズのアジに出会う確率が多くなるので。
淡路島で尺アジを狙うには、いろんなメソッドが必要だと思うので、色々と試してみたいと思います。
こういう風に、自分の釣りの幅を広げるきっかけとしても、アジングセミナーって有意義ですね(まだ広がっていない)。
以上、「【アジング最前線を生で見た!】34(サーティーフォ―)アジングセミナー感想レポート」でした!
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地元公民館でセミナーをやっていたのですか、それは行ってみたかったです。(門前払いか・笑)
家邉さんのおっしゃることは、自分も無意識にやっていることがほとんどだと思いますが、こうやって文章にしていただくとテクニックの再確認ができてありがたいです。
たしかに、アジングは高価なタックルで繊細さを楽しむ傾向が強くなっていますが、漁港で豆アジくらいならそこまでしなくても安物タックルでも工夫すれば、十分楽しめます。
(タックルの良し悪しが分かっていない可能性もありますけど・笑)
壱号さんの地元でしたか!(笑)
僕はもっぱら巻きのアジングがメインだったので、ネットでメソッドなどは読んでいましたが百聞は一見に・・・いや、一釣に如かずでした。
タックルの良しあしはなかなか難しい世界とは思いますが、目の前でスタッフの方がちょこちょこアジを釣りあげている姿はなかなかに説得力がありました。