シーバス

シーバス初心者が河川ドリフトで1本釣るまでの4日間の軌跡

シーバス45cmとスタッガリングスイマー100レッドヘッド(2017.11)

河川でシーバスを狙って釣る。

リバーゲームは苦手ジャンルの釣りの一つでしたが、通っていくうちにようやく!1本取れました(祝)!

念願の1本目をキャッチするまでの4日間の試行錯誤をここに記録します。

誰か、同じような初心者の方の励みになりますように。

そもそも、これまでのシーバスはイワシ頼み

これまでは釣り上げたシーバスは、外洋でイワシを追う個体ばかり。

シーバスとコンバットペシルジャスティーン

オープンエリアでハイアピールなルアーを使って釣り上げるスタイル。

食い気のある個体ばかり釣っていました。

ストラクチャーや流れについたシーバスを釣るというよりも、ベイトを意識した回遊性の高い個体がターゲット。

青物もタチウオを釣る際の外道(というか狙っても釣れない)としての位置づけでした。

河川でドリフトさせてシーバスを釣りたい

ただ、秋〜初冬は河川シーバスのハイシーズンということで、ひょっとしたら河川シーバス初心者の自分でも釣れるんじゃないかな、と。

雑誌やネットでよく見るドリフトで釣りたいな、と。

しかし・・・、河川のシーバスってナイトゲームのイメージが強くて、これまで敬遠していたのも事実。

ナイトゲームって、正直ちょっと怖くないですか?(ビビリ)

しかし、気づきました。

秋〜初冬は日の出が遅い。

てことは、夜明け前〜日の出まで釣れば、短時間でも「ナイト」ゲームが成立するのでは?

夜中は怖いけど、明け方は怖くないのでは?

ということで、サブサーフェス系のミノーを揃えて早速出かけました。

1日目:ほっとけドリフトで水面炸裂に驚いた

初日。河川にエントリー。

日の出までの1時間が勝負です。

ネットで仕入れた知識のとおり、支流と本流が合流するポイントの下流部に入ります。

河川の合流

写真はイメージですが、こんな感じの小場所。

使用ルアーはTKLM90のイワシ/レッドベリー。

低速でも非常によく泳ぐ、なんなら巻かなくてもいいといわれているフローティングミノーです。

これをアップ(上流)にキャストし、秒4回転くらいのデッドリトリーブ。

流れに乗せてドリフト、糸ふけをとるだけのイメージ。

これ、漁港で何回か投げたけど何も釣れなかったよな・・・

なんて雑念とともに、糸ふけをとるイメージで巻いてくると1投目から「バシャッ」!

!?

バイト!?

マジで??

コースを少しずらして、ドキドキしながら糸ふけをとるイメージで巻いてくると2投目も「バシャッ」!

水面炸裂!?

のらない・・・

結果、2バイト0キャッチ。

夜が白み太陽の光で世界が明るくなると、途端にバイトがなくなりました。

しかし、ただぷかぷかミノーを流すだけでバイトを得られるってほんとだったんだ・・・と妙に感動しながら納竿しました。

これは釣りたいぞ。

2日目:タモ入れ失敗でバラシ

シーバスとタモ入れの図

前回のリベンジ。

夜明け前、同じポイントにエントリー。

今回のルアーはTKLM90SPのパールカラー。

前回は乗せられなかったけど、浮力の弱いサスペンドタイプならバクッと食わせて乗せられるのでは?という安直な発想です。

アップにキャストし、デッドスローでリトリーブ。

下流へ向けて流していきます。

U字を描いたかな?(勘)というところで、巻きスピードを秒4回転から秒2回転へ上げるとググン!

エギングロッドを弧が描く!

柔らかいロッドなのですんなり足元まで寄ってきましたが、足元では強烈なツッコミ。

水面に姿を現したのは60cmクラスのシーバス!

よっしゃ!タモ入れ・・・あれ?

タモ入れ・・・あれ?

タモ・・・あっ!

モタモタしていると、フックアウトしてオートリリース。

前回は掛けられなかったけど、今回はタモ入れ失敗!

前進前進!

ポジティブにいこうぜ!

ポジ・・・。

正直、めちゃくちゃ凹みました。

TKLM90SPはバーブレスフックだと知りながら、タモ入れでモタつく体たらく。

使用したタモ枠は直径40cmの丸枠。

うーん、ヘキサゴンタイプのタモ枠が欲しくなったぞ。

これは道具のせいだ!(ニッコリ)

3日目:気温急下降で活性も急下降

手袋をして息を吐く女性の喜びと寒さ

夜明け前、前回、前々回と同じポイントにエントリー。

リベンジマッチです。

今回のルアーはTKLM90SPのイワシカラー。

前回はチャートカラーに反応がありましたが、なんとなくナチュラルカラーをチョイス。

支流にキャストし、本流までどんぶらこと流すと「パシュッ」!

バイト!?(寝ぼけまなこ)

やはり糸ふけを出しすぎていたのか、アワセられず。

ククンという軽い手ごたえの後に残ったのは虚無のみ。

ドンマイ!まだイケるはず!と粘るも、どうも今日は活性が低い様子。

川全体に生命感がないというか・・・。

何より、足のつま先が凍るように寒い。

後から気付きましたが、前回より気温が7度近く下がっており、今期最低気温を記録していました。

気温が10度→3度まで急降下したら、シャローの個体の活性も下がるよね!

とひたすらポジティブにいきます。

4日目:バラして、バラして、ようやくキャッチ!

うららかなひだまりで昼寝する猫

4日目は天候的にチャンス。

久々に雨が降り、南の風で気温が高止まりした状態。

シーバスの活性も回復したのでは?

ということで、リベンジに次ぐリベンジマッチです。

ポイントは下流から上流へ吹き上げる爆風。

水面がダバついています。

ちょうど潮止まりの時間。

風上が潮上なのかな?と試行錯誤しながらキャスト。

コモモSF110を先発しましたが、どのコースをドリフトさせてもアタリなし。

ちょっとレンジを下げた方がいいのかな?とTKLM90SPチャートカラーにルアーチェンジ。

第1投目、着水後、トゥイッチで重心をヘッドに戻してリトリーブ開始・・・

直後にバゴン!

バシャバシャバシャ!と闇夜に響くエラ洗い音。

これまでの中でもっともデカイ!と確信し、ロッドにタメを作ります。

ライトを確認し、ドラグを調整して・・・慌てず落ち着いて・・・

タモ入れもゆっくりするぞ・・・

フッ

あれ?

ライン・・・ブレイク?

というわけで、PEを見事に切られました。

おそらく根に回られたのでしょう。

くそ〜〜〜!!!!

このまま手ぶらで帰れないやんけ!!

同系統のTKLM90SPイワシカラーにチェンジし、デッドスローであらゆるコースを流していきます。

TKLMの重心移動システム、強風時でもしっかり飛んでいくのでイイですね。

ピックアップ直前にショートバイトと水面を跳ねる音。

おそらくセイゴがじゃれてきた感じ。

いよいよ風が強くなってきたため、シンペンにルアーチェンジ。

復刻スタッガリングスイマー100を立ち位置を変えながらスローにリトリーブ。

すると、思いの外足元でゴツン!

サイズは小さめなのでなんなく水面まで寄せられましたが、またタモ入れでもたつきながらランディング。

たまにテレビCMでブラックバスを釣って雄叫びを上げる方を拝見しますが、心情はまさにそんな感じ。

ほんとはサブサーフェスのミノーを流して釣りたかったけど、

ほんとは直前の大物や2日目の60アップを獲りたかったけど、

狙って釣ったシーバス、とにかく嬉しい!の一言です。

釣りを始めたばかりの頃の喜びや興奮を思い出しました。

初心者が河川に4日通ってシーバスを釣って感じたこと

・TKLM90はアクションさせなくてもバイトが得られる

・TKLM90SP(サスペンド)はバーブレスフックなのでバラしやすい

・40cm直径の丸枠タモ網は使いにくい

・シャロー河川は気温の影響を受けやすい(気温が下がると活性が下がる)

・水面が強風で不安定なときはレンジを下げるとバイトを得やすい(TKLMやコモモSFよりも、TKLMSPやシンペンが使いやすい)

はい。どれも小並感しかありませんね。

百戦錬磨のシーバサーの思考には遠く及びません。

が、初心者の思考を記録できるのもブログの良いところ。

今後もともと上達して、新たな気づきを書き留めていきたいものです。

さて、次はシーズン終盤のアオリイカと盛期になるアジングかな!

(河川シーバス、上達するのか?)

この4日間(実釣4時間)のタックル

●ロッド:エメラルダスMX 86M(ダイワ)

ロッドは通してエギングロッドを使ってました(爆)。

シーバス45cmとエメラルダスMX86(2017.11)

いや、小規模河川で取り回しが効いて、12g前後のルアーを気持ちよくキャストできて、繊細でタメも効くんで不満はないです。

2日目にバラした60cmクラスは、すんなり足元まで寄せられました。

足元での突っ込みがキツかったので、ドラグも結構鳴らしましたが、特にやり取りに不安はなかったです。

4日目にバラした相手は全く寄ってくる気配がなかった・・・けれど、この相手をバラした原因はリールにあったと踏んでいます。

●リール:ナスキー C3000(シマノ)

基本的に3000番クラスのナスキーであれば問題なし。

4日目デカいのバラしたときに使っていたのが、エギング用と間違えて持ってきてしまっていた2000番クラス。

シーバス45cmとエメラルダスMX86とナスキー2000(2017.11)

しかも、16年モデルのリール本体に13年モデルのスプールを使っていたため、ドラグがガチャガチャ(汗)

こりゃ猛省です。

次回以降は本体・スプールが純正の3000番クラスのみ使い倒します。

●ライン:オードラゴン 1号(YGKよつあみ)

ラインはPE1号を使用しましたが、そこまで飛距離が必要ないフィールド(今回のような小規模河川)ではナイロンライン2号でも十分かも。

渋いバイトも弾かない?のかどうかはわかりませんが、このあたりは検証してみたいと思います。

●ルアー:TKLM90/TKLM90SP/スタッガリングスイマー100

この4日間を通して、もっとも深いバイトを得られたのがこちら。

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