もし「無人島に1つだけメタルジグを持っていくなら」何を選びますか?
1つだけ使えるメタルジグ・・・僕はアイマの「ガン吉」を選びます。
ということで、3年間使い倒してきてわかった魅力や欠点を徹底的にインプレします!
アイマの「ガン吉」
アムズデザイン社からリリースされているメタルジグ。
ラインナップは20gから60gまでの10g刻みでライトショア〜ショアジギングライン、5g,7g,12gのウルトラライトショアジギのライン、100gから190gまでの30g刻みでオフショアジギングラインがあります。
今回インプレするのは、ライトショアジギングでもっとも使いやすい30g!
ショアジギロッドでもシーバスロッドでも活躍するウェイトです。
メーカー説明は次の通りです。
■ガンガンシャクル岸壁スタイル
■弾ガンのように飛ぶキャスティングスタイル
■キレのよいヘッドスライディングアクション垂直に攻める岸壁ジギング、
斜めにジャークするキャスティングジグと
使い方を選ばないバーサタイルジグGUN吉。
リア寄りのバランスと腹側は薄く、背側には面という
ボディシェイプを持ち、水切りの方向性を与えることで
水を切り裂くようなヘッドスライディングを生み出します。
ノット部分を中心にしてヒラヒラとテールを振るアクションに
様々なフィッシュイーターが襲いかかります。
- [全長](アイ含む)80mm
- [重量]30g
アムズデザイン公式HPより抜粋
ガン吉の使い方インプレ!アクションは巻いて、落として、跳ねさせて!
メーカーの説明にもある通り、非常にバーサタイルな(汎用性が高い)ルアーです。
高速リトリーブでウェブンロール、低速リトリーブでシンペンライクなゆらゆらアクション、フォールはヒラヒラと正統派メタルジグ、水面をスキッピングでトップウォーター・・・
多種多様な使い方で魚を連れてくるので、1つ1つみていきます。
ガン吉はただ巻きOK!高速〜低速のスピードで魚の反応が変わるよ
このメタルジグの面白いところは、巻き速度によって魚の反応がガラッと変わること。
リトリーブバンドは低速〜高速まで対応するので、リトリーブスピードの違いによる魚の反応を1本で体感することができます。
ガン吉の高速リトリーブ時のアクション。どんな時に効く?
高速リトリーブ時のアクションはウェブンロール。
ローリングしながらボディをよじらせて、震えながらフラッシングするアクションです。
青物など回遊魚に効果てきめん。
ブリ族、カンパチ族、サバ族などはもれなく好反応。
一方で、カタクチイワシなどをメインベイトとした回遊型のシーバスも積極的にアタックしてきます。
小型青物を追い回しているターゲットには、間違いなく効きます。
ガン吉の低速リトリーブ時のアクション。どんな時に効く?
低速リトリーブ時のアクションは、ヘビーシンキングペンシルのようにお尻を振りながら泳ぎます。
ヘビーシンキングペンシルの代名詞、ジャンプライズのぶっ飛び君95Sのアクションに近いです。
上の動画の、開始位置17秒くらいが一番わかりやすいですね。
ラインアイを起点に、魅惑的にお尻を振っています。
で、ガン吉のすごいところはメタルジグという鉄の塊ながら同様のアクションがスローリトリーブで発生するところ!
高速リトリーブでは反応しない食い渋りの個体も、スローリトリーブでシンペンライクな魅せ方をしたら一発でバイト!というケースも多々あります。
下の写真は、高速リトリーブで3本、高速リトリーブに反応しない個体を低速リトリーブで2本あげた際のものです。
低速リトリーブでシンペンのように誘うときは、青物でもコツンとか違和感のようなバイトが出ることが多くあります。
おそらく、「コイツは弱ってるから余裕で食えるだろ」という捕食の仕方になるのでどうしてもショートバイトになるんですね。
高速リトリーブ時は向こう合わせでファイトがスタートしますが、低速リトリーブ時はしっかりとアワセが必要なことが多いので注意が必要です。
また、スローリトリーブでもしっかり引き抵抗を感じることができるのもポイント。
ルアーが泳ぐ(抵抗を感じる)ギリギリの速度でスローに巻いてくることができます。
ガン吉のフォール。どんな時に効く?
もともとはメタルジグなので、その真髄はフォールにあります。
ボディバランスはリア寄りのセンターなので、ヒラヒラと綺麗に落ちていきます。
シャクリのピッチを当日調整しながら、正解を探す過程もまた楽しいものです。
そうはいっても、結局ジャークは疲れちゃうので、上述したただ巻きで釣果を出して納竿なんてことも多々あります。
あと、なぜかフォールではエソのほうが先に食ってくるという個人的ジンクスがあるので、実はあまり多用しなかったりします(爆)
ガン吉ってそもそも飛ぶの?はい、驚きの飛距離です
アクションの話を先にしましたが、ガン吉の真髄はその「アクションの多様性」だけではなく「圧倒的飛距離」にあります。
10フィートMLクラスのシーバスロッドで1オンス前後の様々なメタルジグを投げ比べてみましたが、ガン吉は飛距離トップクラスの95m。
(ちなみに、ジャクソンのギャロップも同じくらい飛びます。闘魂ジグやムーチョルチアはもうちょっと飛距離が落ちるかな)
ショアジギロッドでは100mは記録します。
私はあまりキャストが上手いほうではありませんが、ペンデュラムキャストを体得している方ならタックルセッティング次第でもっと飛ばせるかと。
飛距離の秘密は、ウェイトバランス。
センターバランスタイプのメタルジグですが、気持ちリア寄りにウェイトが振られています。
このバランスにより、リアバランスタイプに負けない飛距離を記録し、ミノーやシンペンに負けないアクションを実現できるんですね。
ガン吉のおすすめカラー。どれか一つ選ぶなら・・・
たとえば無人島に一つだけ持っていけるメタルジグとしてガン吉を選んだとして。
神様から「無人島に持っていけるカラーも1つだけじゃ!」と言われたら・・・
迷わずコットンキャンディを選びます。
フラッシングが期待できるシルバーベースのボディに、膨張色のイエローや収縮色のピンクなどが織り交ぜられ、あらゆるシーンのサーチルアーおよびクロージングルアーとして活躍するからです。
ガン吉を買う際の注意点。フックは付いていないから注意!
ガン吉はメタルジグ単体として販売されているので、買ってすぐ使えるわけではありません。
アシストフックやトレブルフックを用意する必要があるので、注意しましょう。
フックを自分でつけなきゃいけない手間ってのが欠点といえば欠点ですね。
個人的に、アシストフックは高負荷時に折れずに伸びる爆岸アシスト、リアフックはフックポイントがややネムってサーフでも摩耗しにくいY-S81の#6をセットしています。
また、フックセッティングについては「まるなか大衆鮮魚」さんのインプレがめちゃくちゃ参考になるので合わせてこちらもどうぞ。
→青物、ヒラメにおすすめ! アイマガン吉徹底インプレッション!
超高性能メタルジグ「ガン吉」
ま、そんな感じでフックのセットだけ面倒ちゃ面倒ですが、その多彩なアクションパターンや圧倒的な飛距離は本当に魅力的。
コアマンのゼッタイあたりも似た匂いがするんですが、あれはちょっと高額でなかなか手が出せません。
その点、ガン吉は庶民の懐事情にもやさしいメタルジグといえるでしょう。
今気づきましたが、アシストフック付きのラインナップも展開されてたんですね・・・。
ウェイトは変われど基本的な使い方は変わらないので、ガンガン釣果をあげてくださいね。
以上、「釣れる!釣れるぞ!最強メタルジグ「ガン吉」インプレ!」でした!
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