【2016年12月追記】淡路島での釣り。イカナゴパターンに適したルアー
今回は、淡路島で春のベイトとなる「イカナゴ」の生態について触れてみます。
カタクチイワシと同じく、イカナゴは多くのフィッシュイーターを魅了するベイトフィッシュ(餌となる小魚)です。
アジ、メバル、スズキ(シーバス)、ヒラメ、青物(メジロ~ブリ)etc…
イカナゴパターンを攻略すれば、春先の爆発的な釣果が期待できます。
イカナゴの生態は?
イカナゴの主な生息地は砂泥質の砂地。
砂泥底に粘着質の卵を産み付けます。
産卵期は12月~翌5月といわれ、北になるほど(水温が冷たくなるほど)遅くなります。
英名はサンドイール(砂のドジョウ)と呼ばれ、成魚は巧みに砂地に身を潜めます。
下の動画を見ればよくわかりますが、うねるような波動が特徴的ですね。
https://youtube.com/watch?v=VjWCs-GWJs0
カラーは幼魚であるほどクリアであり、成長するにつれてキスのようなパールホワイトに近くなっていきます。
イカナゴ自体はプランクトンイーターであり、プランクトンが寄せられる潮目に集まると言われています。
シルエット、サイズ、アクション、波動を加味して、メバルやシーバスなど春のイカナゴパターンに備えたいですね。
イカナゴは昼行性?夜行性?地域差あり?
イカナゴは昼行性なの?夜行性なの?と思って調べても、各サイトによって見解は異なります。
昼間は砂の中に潜り〜とか、夜になると砂の中に潜り〜とか。
まあ昼行性だろうと夜行性だろうと、朝マズメと夕マズメを攻めれば砂に出入りするイカナゴを捕食するフィッシュイーターを狙い撃てるんですけどね。
やっぱり気になりますよね。
イカナゴを意識したフィッシュイーターを釣るなら、昼か夜か。
あれこれ調べた結論としては「イカナゴの仔魚(その年生まれた当歳魚)は昼行性/成魚(1年魚)は夜行性」。です。
産卵を意識した成魚は夜間に行動し、その年生まれた仔魚は昼間に行動します。
つまり、仔魚を捕食するフィッシュイーターを狙うなら夜は期待しにくいです。
「青物は朝マズメにイカナゴが砂から出るのを待ち伏せるように回遊する」という話を何かで読んだ覚えがあります。
しかし、これはあくまで瀬戸内での話。
東北では、仔魚を火光利用敷網で捕獲するなど夜間の漁が行われています。
地域によって行動特性は異なると考えられます。
イカナゴの好物。エサについて
イカナゴは多くの魚のエサとなります。
そんなイカナゴのエサはプランクトン類。
ヤムシやカイアシ類を好んで捕食する傾向にあります。
つまり、ヤムシやカイアシがたくさん集まる場所にはイカナゴもたくさん集まる。
イカナゴが集まる場所にはたくさんのフィッシュイーターが集まる。
風が吹けば桶屋が儲かる的に、ヤムシやカイアシが多い海域は釣りやすいです。
(ヤムシもカイアシを食べるんですけどね)
【2016年12月追記】淡路島での釣り。イカナゴパターンに適したルアー
釣り人は、イカナゴを捕食・偏食している魚を釣ることを「イカナゴパターンで釣る」といいます。
イカナゴを捕食している魚に対して有効なルアーとして個人的におススメしたいのは、ズバリ3インチワーム。
特に、ジャッカルのアジ節ロングのクリアカラーがおススメです。
2016年4月のアジングでは、アジ節ロングが大活躍で20cmクラスのアジが入れ食い状態。
アジをさばいたら、同サイズのイカナゴがたらふく出てきました。
ちなみに、写真一番右側の透明なワームがアジ節ロングです。
(釣り方の詳細は過去記事を参照してください)
来シーズンは、アジ以外に有効なイカナゴパターン用ルアーを見つけ出したいと思っています。
以上、「【爆発力のあるベイト】いかなごの生態と釣りのパターンにせまる!【アジ・メバル・シーバス】」でした。
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