チヌのトップウォーターゲームで使用する「ポッパー」。
あれこれ自腹で買ってみたので、使用感をインプレします!
そもそも、ポッパーってどんなルアー?
水に浮かぶぽってりしたタイプのルアーです。
ルアーの正面はカップ状になっており、動かすとポコンと泡が立ちチヌを誘います。
水面に落ちた虫などをイミテートする際に使ったりもするルアーです。
チヌ用ポッパーの動かし方
ポッパーの動かし方としては、スプラッシュが基本アクションです。
動画のようにロッドを下にあおり、ポコン・ポコンと泡を出してチヌを誘い出します。
チヌ用ポッパーの使い方
使用シーンとしては、ルアー自体の移動距離が小さいため、ピンスポットで攻めたい場所がある場合に特に使いやすいです。
たとえば、磯周りや小規模河川、沖に点在するシモリ付近など。
どこにいるか広く探るにはペンシルが便利ですが、いるだろう場所をじっくり攻めるにはポッパーが使いやすいです。
また、湖面のような穏やかな海面でもしっかりアピールできるので使いやすいですね。
こういう場所をみるとゾクゾクします。
それでは、チヌのトップゲームに使えるポッパーをインプレしていきます!
クラス最大級の飛距離!シマノ「ライズポップ」
シマノからリリースされた、チヌ用ポッパー「ライズポップ」。
サイズは50mmと65mmの2展開ですが、特筆すべきはそのウェイト。
50mmで7g,65mmで9gとクラス最強の自重を誇ります。
重ければ、当然飛距離も稼げます。
今回は、ライズポップ50Fについて簡単にインプレします。
詳細を知りたい方は、別記事をどうぞ。
ライズポップ50Fの良いところ
なにより、飛距離。
試投したところ、飛距離は30〜35m程度でした(ロッド:ペスペ85/ライン:PE0.6号)。
50mmクラスのポッパーの中では、「最も飛ぶ」クラスではないでしょうか。
ライズポップ50Fの使いにくいところ
バブルチャンバー機能が搭載されているがゆえに、ポッピング時の移動距離が長いです。
細かくじっくり刻んで見せる、という使い方はしにくいですね。
ライズポップ50Fの使用シーン
なにはともあれ、飛距離が必要なシーン。
そして、バブルチャンバー機能により「流れ」の強いところでもしっかりポッピングできます。
よって、外洋や河川などでもしっかりアピールできるポッパーです。
価格は超軽量、サイズは超重量!タカミヤ「BPポッパー」
「釣具のポイント」のプライベートブランド、タカミヤからリリースされている「BPポッパー」。
プライベートブランドのルアーにしては、かなり攻めたスペックとなっています。
60mmのサイズに対して、自重はなんと9g!
他の60mmサイズのポッパーはダイワの「チニングスカウター」が7.3g。
60mmクラスのサイズとしては横綱級の重さを誇ります。
今回は、ライズポップ50Fについて簡単にインプレします。
詳細に知りたい方は、別記事をどうぞ。
BPポッパーの良いところ
まず、値段。
1,200円くらいするポッパーが多い中、半額の600円程度で買えます。
また、ポイントの店頭セールでは大体20%引きになるので、実売価格480円!
破格です。
ロストを恐れず、キャストチャンスを増やすことができます。
また、その自重により遠投が可能なところもポイントです。
攻めれるエリアがグッと増えますね。
BPポッパーのイマイチなところ
BPポッパーは構造上、全体に均等に自重がかけられています。
よくある「リアにウェイトを仕込んでギンギンに垂直浮きさせ、矢のように飛んでいく」ルアーではありません。
BPポッパーは矢のように一点に重みがかけられているわけではなく、どちらかというと重たいダンボール箱を投げるようなイメージ。
風の抵抗を受けやすく、飛行中にブレやすい。
つまり、風の強い日には飛距離を出せないのが欠点です。
この価格でリリースされているルアーに構造的なツッコミをするのも酷な気がしますが、改良する余地としてはそんなところでしょうか。
BPポッパーの使用シーン
風の弱い日、そして流れのない穏やかな海面に適しています。
浮き姿勢は水平に近いため、流れが強いとポッピングしにくくなります。
そして、ちょっと難しいキワを攻めたいときにも勇気を持って起用できます(価格的に)。
とはいっても「ルアーはロストしない」が一番環境に良いんですが・・・。
甘いポップ音と新機軸ローリングスイベル!メガバス「ポッピングダック」
続いてはメガバスのポッピングダック。
サイズは60mm、自重は6.5g。
一番の特徴は、ローリングスイベルが搭載されている点。
フックが固定されていないので、チヌの吸い込みに合わせてフックが回転します。
結果的に、フッキング率が向上、というロジックです。
ポッピングダックのよいところ
比較的小ぶり、比較的軽量なタイプのポッパーですが、なかなかどうして飛距離が伸びる。
全体のバランスがよいのでしょうか。
ブラックバスに強いメガバスの製品ということもあってか、狙ったところへのキャストもしやすい(アキュラシーが高い)ように感じます。
また、ポップ音も出しやすいのが特徴。
タポン・・・トプン・・・と、インドの太鼓「タブラ」のように響きのある音が出ます。
この音をチヌが好むかはチヌに聞かなければわかりませんが、個人的には大好きな音です(笑)
ポッピングダックのイマイチなところ
はい。強いていうなら、当たり負けしやすい。
マリオカートでいうキノピオやノコノコのような、軽量選手です。
よって、水面を割るような激しいバイトでは、ボディが吹っ飛ばされてしまうことも。
本日のチヌトップゲーム。激しい水柱とともに吹っ飛ばされました。今年初の強烈バイト。とりあえずいることが確認できたのが収穫です(震え声) #ポッピングダック #淡路島 #淡路島ライフ https://t.co/kubFCHjwtw pic.twitter.com/kj6KFXbrgn
— スズシゲ@淡路島ライフ (@szksgnb) 2017年8月18日
この辺りは「運」と割り切るか、当たり負けしないポッパーをチョイスするか、迷うところです。
ポッピングダックの使用シーン
非常にオールマイティに使用できるポッパーです。
汎用性が高いというか。
どちらかというと、湖面のような穏やかな海面での使用がハマります。
これで釣れなきゃチヌはいない!?個人的切り札「R.A.ポップ」
個人的に切り札としている不動のエースがジャクソンの「R.A.ポップ」。
他のポッパーに反応がないときでも、R.A.ポップには異様に好反応。
そんなカルト的なシーンが実際にあるだけに、若干崇拝的にもなってしまいます。
サイズは70mm,自重は7g。
特徴は「ポップ音」「垂直浮き姿勢」「フィン状のエラ」と歌われていますが、最大の武器はこのフィン状のエラですね。
今回はさらっとインプレしますが、詳しく知りたい方はインプレ記事をどうぞ。
R.A.ポップのよいところ
何は無くとも、よく釣れます。
良いところは、チヌの反応の良さ、キャスタビリティ、小場所から大場所まで使用フィールドの範囲の広さ、鋭利な標準フック、入手しやすさ、カラバリの豊富さなどなど。
一つだけポッパーを持っていっていいとなると、迷わずこれを選びます。
R.A.ポップのいまいちなところ
これといってありません(爆)。
強いて言うなら、サイズキープしつつ自重を重くして遠投性能をあげてもいいかも?と思ったことはありますが、小場所〜大場所まで使用することを考えると「ちょうどいい」サイズ感なんですよね。
あ、「ネーミング」はいまいちです。
R.A.ポップの読み方はラポップなのかアールエーポップ(正しい)のかわかりにくく、というか初見だと絶対わからない。
こういうネーミングは、ネット全盛期の今、検索による情報共有チャンスを逃してしまいます。
口コミもしにくいし、マーケティングでいうと失敗しているような。
R.A.ポップの使用シーン
どんなシャローでも、鏡面のように穏やかな海面を見つけたらとりあえず投げてみましょう。
チヌだけでなく、セイゴやクサフグなど、ありとあらゆる魚種が反応します。
▼▼▼
ポコン、ポコンとアクションするポッパーの後ろに見える、ジョーズのような背びれ。
バシュッ!というバイト音と水飛沫。
チヌポッパーの醍醐味です。
今後も追記していきたいと思います。
ところで、トップペンシルはどうなの?って方には、別記事もオススメです。
以上、「チヌトップゲーム用ポッパー自腹インプレまとめ!」でした!
おすすめ記事セレクション!
- 【おすすめ!ロッドインプレ】DAIWA(ダイワ)LATEO(ラテオ)100ML・Qはエギング〜青物まで狙える万能ロッドだった!
- 【アジ・メバルに!】ダイワSU700がライトゲーム用クーラーにぴったり!
- 【おすすめフィッシュグリップインプレ】デリンジャータフ(ドレス)は万能!
- チヌトップゲームルアー総まとめ!ポッパーからペンシルまで
- チヌトップのポイントは?ロッドからルアーアクションまで