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釣り用防寒防水シューズ徹底比較!普段使いにも使える靴は?

海と崖と靴とズボンと波

今回は、釣り用の防寒防水シューズを真剣に比較・検討します。

寒い中、釣りをしていると足元が冷えて感覚が麻痺してきちゃいますよね。

冬のキンキンに冷えた寒空の下でアジング・メバリングをしても、足先が凍てつくような寒さでは集中力も続かず退散・・・という経験がある方は多いのではないでしょうか。

今回比較検討するシューズに求める条件は次の2つです。

1つ目。「防寒」性能が高く、あわせて「防水」性能も期待できる。

これは、釣り用シューズとして求める最低限の機能ですね。

2つ目。釣りシーンだけでなく、街で履いても違和感なくカジュアルシーンでも応用できる。

釣りの帰りにコンビニに寄ったり、ご飯を食べに行ったり。

そんな中で、長靴でドカドカ歩くのはちょっと・・・。

ダサい釣り人にはなりたくないですし、少ないお小遣いで買うんだったら釣り専用ではもったいない!

普段使いにも使えるカジュアルなシューズが欲しいな~と思っています。

そんな2つのシューズを比較検討してみます。

釣りはもちろん、カジュアル(普段履き)でも使える防寒防水シューズは?

「防寒」「防水」「カジュアル」というキーワードで絞り込むと、良さげなブランドは次の4つ。

ソレル、テバ、ノースフェイス、キーンです。

それぞれについて見ていきましょう。

候補1:本気ならソレル。本気すぎるのもソレル。

ソレルのロゴ出典:www.ici-sports.com

まずは、スノーブーツブランドの代名詞であるソレルから。

カナダ発のアウトドアブランドでしたが、現在はコロンビアに買収されています。

ソレルの「カリブー」はスノーブーツ史に残る名作といっても過言ではなく、オーロラ観測にいく旅行客にも人気のある逸品です。

ソレルのインナーフェルト

ソレルの製品の最大の特徴は、そのインナーフェルト!

通常のブーツの外側の厚みとインナーフェルトの二層構造で、外気を完全シャットダウン。

でもって、フェルトの力でじっとしてても暖かい。

もちろん、防水性能もばっちり。

ソールもグリップ力が強く、悪路もばっちり。

極め付きは、-40℃の環境でも耐えられる極寒対応防寒スペックです。

ソレルの弱点

そんなハイパーウルトラスペックなソレルのスノーブーツですが、弱点は重量。重たいんです。

動かない、じっとした釣り(氷上のワカサギ釣りなど)にはぴったりかもしれませんが、ランガン主体で動き回る釣り(防波堤アジングや尺メバルを求めて闇磯を歩き回る釣りなど)には不向きです。

スペックとしてもかなりハイスペックのため、積雪が見込まれるエリアでの使用でなければオーバースペックとなってしまいます。

私の釣行エリアは積雪がないし、どちらかというと機動性の高い釣りスタイル。

なので、ソレルの「カリブー」はいったん見送りです。

候補2:手頃で値頃なテバ。でも、防寒防水シューズマーケットから撤退!?

テバのロゴ出展:ブランドノート

続いて、サンダルが好調なテバです。

テバのスノーブーツライン「ハイライン」は、スタイリッシュで高機能しかも低価格ということで釣り人に注目されている製品です。

防寒シューズとしてテバは人気があったが・・・

テバの「ハイライン」購入記事やインプレ記事を読む限り、結構よさそうな印象です。

参考:シャレピに話題のスノーブーツ「テバのハイライン(Teva M Highline)」を手に入れた

参考:釣行も街歩きも! Tevaのウィンターブーツ「Highline Textile」を徹底レビュー

これ、いいんじゃない?と都内のアウトドアショップを4店舗まわりましたが、どこも品薄&気になる情報が。

残念ながら、テバはスノーブーツを初めとしたジャンル特化ラインを縮小し、カジュアルラインを拡充させていく戦略にあります。(各ショップの店員さんは口をそろえておっしゃっていました)

数年後には、ハイラインも手に入らなくなりそうですね。

あと、レースアップ(紐で縛るタイプ)ブーツは脱ぎ履きがちょっとしにくそう。

僕はアウトドアシューズとしてダナーのマウンテンライトを履いています。

すごくいいシューズなんですが、脱ぎ履きがちょっと面倒というのが難点らしい難点です。

①今後手に入りにくくなる(生産されなくなる)②レースアップなので脱ぎ履きが面倒臭そう・・・という理由で、テバのハイラインはちょっと見送りです。

候補3:ふかふかのお布団みたい!ノースフェイスのヌプシブーティーライト

ノースフェイスのロゴ出展:wikipedia

言わずと知れたアウトドアブランド、ノースフェイスからも良さげな防寒・防水シューズがリリースされています。

釣り用と割り切れば、ノースフェイスの「ヌプシブーティーライト」は即買いでいい。

履くだけで暖かく、何より驚きの軽さ。

靴の常識を覆すような軽さです。どこまでも歩けそう。

ステッチが細かく施されており、中綿が一箇所に偏らない工夫も感じられます。

中が蒸れないよう、透湿性能もお墨付き。

防寒・防水・透湿・軽量。

これに加えて、生地感がめちゃくちゃソフトなんです。

テトラを飛び回るようなランガンスタイルの釣りでも、足首がソフトにクニャッと曲がるため安心です。

ソールのグリップ力はスニーカーと同程度ですが、十分使用に耐えられます。

注意:ヌプシブーティーとヌプシブーティーライトの違いについて

ヌプシブーティーとヌプシブーティーライトはソールの形状が違うので注意が必要です。

詳しくみてみましょう。

写真はヌプシブーティー(※ライトではない)のソールです。

ノースフェイス「ヌプシブーティー」のソール出典:CAMP HACK

こちらは、雪上や氷上での使用が想定されております。

ソールの中央に、粒粒のカプセルのようなラバーがありますよね。

このカプセル状のラバーが、冷え込みでキュッと硬化し、スパイクのような役割を果たします。

(ウィンターアイスポッドというギミックです。こだわりですね・・・)

このカプセル状のラバー、常温では柔らかく、歩き回ると擦り減りが早いのが欠点。

雪上や氷上以外でガンガン履き倒す想定がされていないんですね。

一方で、こちらはヌプシブーティーライトのソール。

 

ノースフェイスのヌプシブーティーライトのソール出典:THE NORTH FACE

ライトの方には粒粒のカプセル状のグリップではなく、デコボコのラバーソール仕様となっています。

雪上・氷上以外の使用ではこちらのソールのほうが使い勝手が良さそうです。

ノースフェイスのヌプシブーティーライトは釣り用には最高なんだけど・・・

軽い・暖かい・足首が柔らかい・防水・防寒・透湿と、要素だけ見れば最高なのがノースフェイスのヌプシブーティーライト。

試着してみて、一発で気に入りました。

スニーカーで27cmの足に、27cmサイズでそのままピッタリ。

でも、見た目がちょっと・・・。

これは完全に個人の趣味の問題なんですが、街履きとしてはちょっと可愛すぎる。

デイリーユースではちょっと使いにくいけど、釣り用と割り切ればこれもアリかなあ・・・。

と悩むのも、かなりスタイリッシュな防寒シューズを見つけちゃったからです。

候補4:防水・防寒・透湿のサイドゴアブーツ!?キーンのアンカレッジブーツツー

キーンのロゴ出典:KEEN

夏には釣り用サンダルとして大活躍したKEEN社がリリースしている防寒防水シューズ、アンカレッジブーツツーです。

キーンのアンカレッジブーツは、ノースのヌプシブーティーライトに劣らずかなり良い

ノースフェイスのヌプシブーティーライトまで軽量ではないですが、防寒・防水・透湿性能はばっちり。

ソールはゴツゴツとしており、トレッキングシューズと同様のソールが使われています。

キーンのアンカレッジブーツ2のソール出典:KEEN

ソールの厚みがかなり高いので、地面からの底冷えはかなり防げそうです。

ソールのグリップもしっかりしているので、堤防やテトラ、小磯くらいなら十分通用しそう。

実際に試着してみましたが、サイドゴアブーツの形状なので脱ぎ履きも楽です。

なにより、サイドゴアブーツとして十分通用するスタイリッシュな見た目。

ヌプシブーティーライトと比較して劣っている点

まず軽さ。素材からして、ヌプシブーティーライトのほうが軽量です。

また、サイドゴア部分(シューズの横のラバー部分)は防寒性能が低いので、そのあたりもちょっとビハインドかな。

そして、足首がかっちり固定されてしまう点。テトラを飛び回るには、やっぱりヌプシブーティーライトに軍配が上がります。

でも、デザインは完全にキーンのアンカレッジブーツツーのほうが好きなんだよなあ・・・。

しばらく、悩みます。

うーん、うーん・・・。(続く!?)

追記:キーンのアンカレッジブーツツー、買っちゃいました。

悩みに悩んだ末、機能とデザインが両立しているキーンのアンカレッジブーツツーを買っちゃいました。

キーンのアンカレッジブーツ2

気温0度のナイトアジングで、大活躍しています。

テトラではまだわからないけど、堤防なら十分な印象。

もう少し履き込んだら、インプレしてみますね!

かなり履き込んだので、使用感についてインプレします!

関連記事:超超超!いい感じ!釣り用防寒防水シューズに!キーンのアンカレッジインプレ!

以上、「釣り用防寒防水シューズ徹底比較!普段使いにも使える靴は?」でした!

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