まとめ

実は台風前が狙い目?台風が釣りに与える影響を考える!

台風の目と雲

釣り人の間で都市伝説のように囁かれるのが「台風がくると釣れる」という説。

ネット上では様々な憶測や経験論が公開されていますが、やっぱり実例をもとにケーススタディで考えるのが一番確実な答えが出るかなと。

そんなわけで、個人的に台風に関連した釣り情報を集約して、「実際に台風が来ると釣れるの?」を解明してみたいと思います。

あ、主にショアからのソルトルアーの話題になります。

台風と釣りの関係を検証する前に。事故の危険とタイミングについて

大学内の勉強机と女性

台風と釣りの関係性を検証する前に押さえておきたいことが2つあります。

1つ目は事故の危険性。

2つ目はタイミングです。

台風と海難事故の危険性

この前たまたまラジオで聞いたのですが、海上保安庁の方曰く年間に300名近くの方が海釣りの最中に海難事故に遭っているとか。

うち3割が死亡・行方不明ということで、年間に90名ちかくの方が帰らぬ人となっているわけです。

台風による高波や突風による転落・落水は容易に想像できるため、台風の進路を注視して基本的には台風接近中の釣行は控えるべきです。

もし「まだ(もう)台風の影響下にないだろうから釣りに行こう」とする場合は、安全なポイント選定とライフジャケットの機能をあらためて確認のうえ、現場で少しでも「怖い」「なんか嫌だな」と感じたら躊躇なく撤退しましょう。

一口に台風といってもいろいろある。タイミングについて

一口に「台風がくると釣れる?」といっても、タイミングは3つあります。

1つ目は台風前。2つ目は台風の最中。3つ目は台風の後。

それぞれのタイミングによって釣果は変わるはずなので、個別にみていきたいと思います。

台風前は気圧の低下と避難ベイトの存在で爆発しやすい

台風24号接近中の曇天時々強い雨と少しうねりのある海面(2018.9)

これは極個人的な経験論によるものですが、台風前は「気圧の低下」と「避難ベイトの存在」により魚がつれやすくなることは事実だと思います。

たとえば普段は釣り場として成立しない湾奥。

大型船舶が停泊する湾奥の港湾

潮通しが悪い奥まったエリアでも、ベイトが逃げ込めばそこはA級スポットに早変わりです。

ここは釣り堀か、という魚影の濃さ。

https://www.instagram.com/p/BnRA_qJBC-9/?saved-by=szksghl

イワシがタモですくえるというイベントも、台風前には淡路島のどこかで毎年発生します。

ツバス42cmとレンジバイブ

そんな湾奥に避難したベイトを追って、普段は存在しないような場所で青物がヒットすることも。

関連記事:淡路島「青物」実釣レポ!港湾に侵入した青物をキャッチ!

また、こんなところに!?というポイントに中サバが溜まっていたり。

台風前に湾奥で連続ヒットした中サバ20cmくらい(2018.)

群れがそこに留まるので、延々とヒットし続けるという稀有な日に当たることもあります。

関連記事:台風前の青物調査in淡路島!攻めたポイントでバイトの猛攻!

https://www.instagram.com/p/BZJPZEHHpyi/?utm_source=ig_web_copy_link

台風前はベイトが浮いてくる&寄ってくるということで、トップゲームで狙い撃つのも◎

https://www.instagram.com/p/BnSTJsJhjJV/?utm_source=ig_web_copy_link

台風前は浮いたベイトを追い込んで捕食者が増える

魚の群れ

台風前の傾向としては、避難ベイトが起爆剤になりシャローで青物やシーバスが効率よく釣れることもある、ようです。

ただ、先に述べたようにウネリの影響の少ないポイント選定やライフジャケット着用が命を守る最低限ですので釣行される際はご注意ください。

個人的な「台風前」の定義は、台風が最接近する48時間前〜12時間前くらいかな。

台風中は自分の身を守ろう

大荒れの堤防と灯台と越波と台風と

台風中の釣果データはありませんが、特に欲しいとは思いません。

魚だって身を守っているはず、釣り人も自分の身を守ることに専念しましょう。

(くれぐれも堤防で粘って消防から注意されるなど、釣り人全体の品格を貶めることがないように!)

個人的な「台風中」の定義は、最接近12時間前〜通過後36時間後くらいです。

台風後は季節が進行する。濁りを好むシーバスなど

台風後は底荒れによる濁りが落ち着いてくれば、季節が進行して台風前に魚がよらなかったポイントも好釣り場に変身したりします。

もちろん、好調だったポイントは引き続き好調なこともあれば、一転して絶不調ポイントになる可能性も。

台風後は、固定観念にとらわれずガンガンランガンして良さげな雰囲気の場所をいち早く見つけることが、釣果を伸ばすコツといえそうです。

もちろん、濁りでも高活性なシーバスは好調。

https://www.instagram.com/p/BalnYtChZ3p/?saved-by=szksghl

僕はシーバスはよう釣らんのでこの辺りの事情はなかなかわかりませんが・・・。

個人的な「台風後」の定義は、台風通過後から36時間経過後くらい。目安として、巻き返しの風が落ち着いてからですね。

F2.5-F3のタチウオ5本(2018.9)

最近の釣行では、台風21号通過後の翌々日に非常に高活性なタチウオの群れに遭遇できたことがハイライト。

台風後の荒食いなのか、他の要因かはタチウオに聞かなければわかりませんが、ミノーに獰猛なバイトが集中したことが印象深かったです。

関連記事:淡路島タチウオ、依然好調!台風後でもなんのその!

実は台風前が狙い目?台風が釣りに与える影響を考える!まとめ

まとめると、台風前は低気圧と避難ベイトの存在で青物やシーバスが釣りやすくなる。

台風中の釣行は自重(たぶんあんまりいいことない)。

台風後は海中の季節が進み釣り場がリセットされるため、好ポイントを改めて探すことが大事。

落ち着けば腹を空かせたタチウオの荒食いや、タイミング次第ではシーバスも。

以上が、台風と釣りの関係について自分が現状 感じていることです。

アオリイカについて触れていないのは、僕があんまり台風前後のアオリイカでいい思いをしたことがないから・・・。

台風前後のアオリイカはダメ!と割り切るのは簡単だけど、いつか徹底的に釣行して「やっぱりダメだった」「攻め方を変えたらイケた」など整理してみたいと思います。

台風と釣りの関わりを考えるうえでもっとも大切な要素は、釣り人の生の釣果を可能な限り集めてデータベース化することだと思うので、本記事ではいろんなSNSからリンクを貼らせていただきました。

基本的にツイッターやインスタの規定の範囲内で引用させていただいていますが、もし削除が必要でしたらお手数ですがご連絡ください。

また、別にブログなどで台風前後の釣行記録がありましたらぜひ連携させてください。

全国各地の釣り人の経験がデータベース化されて、台風前後の釣果とその傾向と対策が解き明かされたら釣りはもっとアカデミックで面白くなるのでは?と感じています。

以上、「実は台風前が狙い目?台風が釣りに与える影響を考える!」でした!

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