夜。
そう、夜です。
日が暮れるのが早くなり、夕マヅメもあっという間に過ぎ行く季節。
日が落ちた後でも、タチウオが遊んでくれないかな〜と漁港へふらっと行ってきました。
ウキ釣りではポツポツ上がっている状況。ルアーでどう攻める?
日曜の20時ごろという時間帯もあり、タチウオをウキ釣りで狙う人がちらほら。
大きな群れ、食い気のある群れは接岸している様子ではないものの、ポツ・・・ポツ・・・と散発的に抜き上げられているので、タチウオが入っていないわけではない状況。
手っ取り早くワインドで攻めてみると・・・
ノーリアクション。
昨年も同じポイントで似た攻め方をして、タチウオを3本ほど上げたな・・・。
あのとき使ったルアーは・・・
海辺で拾ったシーバスハンター。
あと、メガバスのゾンク。
現在の手持ちのルアーを確認。
拾ったシーバスハンターはどっかに行ったけど、メガバスのゾンクは・・・
あるよね。
カラーはまるは釣り具洲本店のオリジナルカラー、「トリックサーディン」。
コイツでちょっと様子を見ることにします。
レンジ・コースを合わせてヒットへ
とりあえず潮の効いていそうなオープンエリアへ。
あらゆるコースやレンジを探るも、ショートバイト一つなし。
シーバスと同じ考え方で、ストラクチャー周りをちょっと探ってみようか。
ということで、係留船の際にキャストし、10秒ほどカウントダウンさせてスローに巻いてくると、引ったくるような深いバイトが得られました。
うん、いい感じ。
写真にはうまく写せませんでしたが、まあまあ良い太さ。
フロントフックが口元に掛かっているように見えますが、実際はベリー(腹)部のフックが背ビレの生え際にスレがかりしていました。
係留船の影に隠れている個体を引き摺り出すつもりで再キャストしますが、ショートバイトのみで深いバイトは得られず。
シンキングペンシルやワインドでフォローを入れようかとも思いましたが、風がだんだん強くなる状況。
ミスキャストして、船にルアーを引っ掛けたら迷惑になるので気になりつつも納竿としました。
タチウオの正体は片目の独眼竜。マイワシを真っ二つにした捕食スタイル
太さは指4本程度。
ショア、しかも漁港の港内で釣るには十分なサイズ。
おでこも広く、立派な面構えです。
さばくときに気づきましたが、この子は片目の独眼竜だったんですね。
尻尾も短かったし、百戦錬磨で生き残ってきた個体だったのかもしれません。
そして気になるのは、この異様に膨らんだお腹。
赤頭巾ちゃんの漁師よろしく、お腹の中を開けてみると・・・
出てきたのはお婆さんと赤頭巾ちゃん・・・ではなく、丸々と太ったマイワシでした。
おそらく、このタチウオは係留船の影に隠れ、近くを通りかかったマイワシを真っ二つに切り裂き、その後に丸呑みしていたのでしょう。
マイワシや片目という要素を考えると、12cmミノーに果敢に襲いかかり、かつスレ掛かりというヒットパターンにも納得がいきます。
マヅメ時の怒涛のタチウオ「オラオララッシュ」も楽しいですが、とっぷり暮れた夜に狙う太めのタチウオ釣りもまた面白いですね。
漁港でのルアーフィッシングは、キャストミスをすると係留船に船を引っ掛けてしまう恐れがあります。
自分の車のドアミラーやワイパーにフック付きのルアーがぶら下がっていると良い気持ちがしないように、漁師さんの船にルアーを引っ掛けること自体マナー違反ですので、注意しましょうね。
以上、「苦戦!爆風&月明かりの淡路島タチウオゲーム!」でした!
関連記事:タチウオを美味しくいただくレシピログ!実際に作ってみた
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