日中の冷え込みが段々と強くなるなか、淡路島アジングも盛り上がってきました!
今回は、初冬のアジング実釣レポートです!
海面一面にアジの回遊が見えるほど濃い魚影。
その中で、ヒットパターンを掴むまで苦労しました・・・。
淡路島初冬アジングのヒットワームについて、最後にまとめています。
(結論からいうと、リブ系ワームのみに爆釣でした)
淡路島の初冬アジング事情
ここ淡路島では、夏~秋の豆アジが成長した個体となり、晩秋~初冬にかけて20cm前後のアベレージサイズが多く回遊してきます。
タイミングや条件があえば25cmクラス、狙っている人は尺アジを釣り上げることも。
一年を通して最もアジングしやすい季節。ベストシーズンです。
定番ポイントにはアジがうじゃうじゃ。1,000匹はくだらないのでは?
まずは、手堅くアジの回遊が見込めるポイントにエントリー。
海面をライトでサッと照らすと、うじゃうじゃいます。
(このときポイントには私1人でしたが、海面をライトで照らすのは周囲の釣り人の迷惑となるので注意しましょう)
見えますか。これ、全部アジです。
こんな群れが、海面のあちこち至る所で見られます。
見えるだけで1,000匹はくだらないんじゃないか・・・と思ってしまうほど。
すごい魚影です。
役者は揃った、後は釣るだけだ!と実釣開始です。
まずはワームをローテーションしながらポツポツ
表層にたくさんアジが浮いているので、アミパターンを意識したセッティングでスタート。
土肥富のフロードライブヘッド0.6gにジャッカルのアミアミ1.5インチをセッティングです。
表層をフラフラと漂わせると、1投目からヒット!
ジグヘッドごとワームを丸呑み。
写真ではスナップしか見えていません。
こりゃ、活性高いや!爆釣かな!?と期待の2投目。
反応なし。
3投目以降も反応なし。
あれ?おかしいな?
アクションを変更して探ります。
早めのリトリーブ、リフト&フォール、ふわふわドリフトetc…
どれも反応せず。
再現性、ゼロ。
1投目はマグレだったのかな?(汗)
ワーム&ジグヘッドローテーションで淡路島アジを拾っていきます
アジは見えているから、きっとレンジは表層であっているはず。
ジグヘッドは変えずに、ワームをローテーションさせていきます。
レインのアジリンガーに変えた途端、1投目でヒット!
フォール後のトゥイッチでガツンときました。
しかし、これも先のアジと同様に、ジグヘッド丸呑みで高活性かと思ったものの2投目以降は全く反応なし。
なんでだろ?とワームをマリアのシーモンキーに変えた途端、1投目でヒット!
表層を漂わせると、ひったくるようなアタリ。
しかし、これも先のアジと同様に、ジグヘッド丸呑みで高活性かと思ったものの2投目以降は全く反応なし。
表層はダメか?とボトムフローアジングで底狙いに変更
表層の見えアジは反応が悪い。
よって、底を回遊しているであろうアジの群れにターゲット変更です。
ジグヘッドを土肥富のレンジクロスヘッド1.3gに変え、ワームはアクアウェーブのスルーリー2.5インチにサイズアップ。
ボトムに着底させ、底から跳ねさせてジグヘッドを水平に引いてくるイメージ。ボトムフローです。
1投目から、コッ・コッと金属的なアタリが続きます。
無理に合わせず、追い食いを待ちながら引いてくるとググッと強いアタリ!
ワームが見事に折れ曲がった状態でフッキングしていました。
これや!ボトムフローや!と底層を丁寧に探るも、またパッタリとアタリは遠のき・・・。
魚影は濃いのに反応が悪い。なぜだ?
見えアジの反応が悪かった理由
アジの反応が悪かった理由。
「時合い(フィーディングタイム)じゃなかったから」で片づけることは簡単です。
ではなぜ「時合い(フィーディングタイム)ではなかった」のか?
その答えは、アジをさばいて胃の中を見てみるとよくわかりました。
この場所で釣ったアジの胃の中からは、共通して写真の小魚がでてきました。
この場所のアジは、小魚を捕食し終わった後だったのです。
ご当地ポイントというのは全国各地にありますが、この場所は夕マズメにベイト(小魚)が寄る場所。
夕マズメに大量の小魚を捕食し終わり、多くのアジは一服状態だったのでしょう。
そのためワームには反応が悪い個体が大半だったものの、一部の小腹を空かせたアジがすごい勢いで捕食してきた。
(アミを捕食しているアジと比べて、小魚を捕食しているアジのアタリは強く出ることが多いです)
だから、基本的にジグヘッドまで丸呑み。
でも群れ全体としては一服状態だったので、ワームにはすこぶる反応が悪かった。
ちょっとした脳内ストーリーですが、こうした妄想&検証を繰り返すことはきっと役に立つ、と信じています。
ポイント変更が大成功。アジがアタリまくり!
先のポイントにはやる気のあるアジがいない(俺には食わせられない)と判断し、ポイントを少し変えます。
潮流が効いたポイントへ移動してきました。
ボトムから探るべく、先と同じ1.2gのレンジクロスヘッドに2.5インチのスルーリーをセット。
ボトムを引いてくると、コッ・・・コッ・・・モゾッとたくさんのアタリがあります。
アジのサイズが小さいのかな?とワームをアミアミ1.5インチまでダウンサイズすると・・・
14cm程度と豆サイズながらしっかりキャッチ。
ここで疑問が浮かびます。底に落としてこのサイズなら、中層を探っても同じでは?
着水後に5カウントしてロッドを水平にサビいてくると、やはり大量のアタリが。
アミアミ、釣れますね~。
その後もコンスタントにヒットするので、カラーチェンジをしてみることに。
アミアミはクリア系カラーしか持っていないため、似た形状のアジリンガーのチャートグリーン系カラーに変更。
アタリの数も変わらず、しっかりキャッチできます。
他にソリッド系の透けないカラーも試したかったですが、あいにく手持ちがなかったためアミアミ(クリア系カラー)とアジリンガー(チャートグリーン系)をローテーションしながら数釣りました。
ポイント変更後に釣ったアジの胃の中
ポイント変更後に釣ったアジの胃の中には、アミがたくさん入っていました。
一部ゾエア(カニの幼生)もまざっていますね。
アミを中心としたプランクトンを捕食している群れだったということでしょう。
小魚(ベイト)を食べ終えていた群れよりも、めちゃくちゃ釣りやすかったです。
淡路島初冬アジングにおけるヒットワームまとめ
今回使ったワームはこちら。
右からアジリンガー(レイン)、アミアミ(ジャッカル)、シーモンキー(ヤマリア)、スルーリー(アクアウェーブ)、メデューサ(34)、スクリューテールグラブ(オフト)、ジュニア(34)です。
今回、アミ(プランクトン)を捕食していたアジは、右側3種類だけで全て釣りました。
もっというと、右側3種類のワームでしか釣れませんでした。
一番右のアジリンガーが一番アタリが多かったものの、抜き上げで海面にポチャリと落としてしまうことも一番多かったです。
おそらく、ワームが太いのでうまくフッキングに至らなかった(腕が悪い)のでしょう。
一番コンスタントにアタリ、キャッチできたのが右から2番目のアミアミ。
最もアタリが少なかったものの、キャッチ率が高かったのが右から3番目のシーモンキーでした。
面白いことに、それ以外のワームは全然反応なし。
ストレート系では結果が(というかアタリすら)出せませんでした。
アミパターンにはリブ系ワームが効く!?
今回、よく釣れたワームには全て太めのリブがついていました。
太めのリブは波動が強いため、小魚(ベイト)パターンに効くのでは?と考えていましたが、アミパターンにも無類の強さが発揮されました。
34からリリース予定のプランクトン系ワーム「タープル」も太めで星形リブがついているので、アミを捕食している魚にはリブが効くのかもしれません。
今回使用したジャッカルのアミアミ、豆アジでもフッキングしやすいのでもうちょっとカラバリ揃えて使い倒してみたいと思います。
以上、「【12月淡路島アジング】海面一面のアジのヒットワームを探る」でした!