青物をライトショアジギングで本格的に狙うようになってから1年。
ツバス〜ハマチやシオ、ヒラスズキなど色々釣って思ったのが、「やっぱり使いやすいルアーってあるんだな〜」ということ。
そこで、初心者の自分でも扱いやすかった、ライトショアジギングの青物用メタルジグをまとめてみました。
ライトショアジギングでおすすめの重さは30gクラス
シーバスロッドでも扱いやすいサイズということで、28g〜35gの重量クラスを中心に紹介します。
各メタルジグ(ルアー)の飛距離は、10フィートクラスのシーバスロッド(ラテオ100ML)を用い、PEライン1.2号でキャストした際の目安です。
おそらく上級者が投げればもっと飛ぶと思いますが、初心者ならこんなもん、という参考にしてください。
おすすめの釣り方はただ巻き!余計なアクションは不要!
ライトショアジギングって、フォールで食わせるイメージがありませんか?
ワンピッチジャーク、ジャカジャカ巻き、ロングジャークetc…
どれもいいんですが、疲れるんですよね(爆)。
途中で嫌になっちゃう。
というわけで、今回ご紹介するルアーは、すべてただ巻き(高速リトリーブ)で実績のあるルアーです。
1.闘魂ジグ30g(ダミキ)
スペック:70mm,30g
先発メタルジグとして活躍するのが、ダミキの闘魂ジグです。
アクション
アピール度:★★★★
胡散臭い名前で損をしていますが、ただ巻きでしっかり泳ぎ魚を釣れてくる力を持ったメタルジグです。
アクションはバタバタと激しくテールを振り、目測では左右45度近くまで振れているほど。
この激しいフラッシングに加え、波に揉まれるとイレギュラーにスライドします。
ベイトを追って接岸したわけではない(ただ回遊コースが岸近くにあるだけで捕食モードに入っていない)青物にスイッチを入れる力を持っています。
飛距離
飛距離:★★★★(75〜80m)
ファットな形状なので、強風時には飛距離が伸びにくいのが欠点。
強風下では、より小粒なムーチョルチアに分があります。
値段
値段:★★★★(700円〜800円)
アシストフックとトレブルフックがついて、この値段は非常に優秀。
塗装は剥がれやすいですが、サーフでの使用ならまず問題ありません。
堤防やテトラは取り扱い注意。ぶつけると剥げます。
カラー
おすすめカラーはピンクヘッドグローとムラアカキン。
特にマヅメ時、太陽がオレンジ色のときはムラアカキンの出番です。
2.ムーチョルチア35g(マリア)
スペック:62mm,35g
闘魂ジグと同じく、先発メタルジグとして活躍するのがマリアのムーチョルチア。
パイロットルアーとして非常に優秀です。
アクション
アピール度:★★★★★
最大の特徴は、高速リトリーブで魅せるハイアピールなバタついたパニックアクション。
よく泳ぐ、というより、よくもがく、という表現がぴったり。
寄せて食わせる力を持ったメタルジグなので、ただ巻きだけで十分通用します。
高速リトリーブだけでなく、スローに巻いてきても食わせる力があるのが特徴。
写真のハマチ(52cm,1400g)は表層をテロテロとゆっくりリトリーブするだけでガツン!と食ってきました。
一方、こちらはヒラスズキ。
ボトム付近をなめるように、スローにトレースしてヒット。
高速リトリーブだけでなく、スローリトリーブでも魚に口を使わせる稀有なメタルジグでもあります。
飛距離
飛距離:★★★★(75〜80m)
小粒なので、風に強いのも特徴。
35gの重量でも、他社の30gより飛距離が伸びないのはご愛嬌です。
カラー
おすすめカラーはブルピン。
フルグローもよく釣れますが、廃盤なので釣具店で見つけたら即ゲットです。
メタルジグ黎明期から存在し、マイナーチェンジを繰り返しながら市場に残り続ける名作。
3.ガン吉30g(アムズデザイン)
スペック:70mm,30g
よく飛び、よく泳ぐ非常に優秀なメタルジグがアムズデザインのガン吉。
釣りの神様が「お前は1つしかメタルジグを投げてはいけない」と言うならばこれを選びます。
アクション
アピール度:★★★★
闘魂ジグやムーチョルチアがウェブリング系アクションならば、ガン吉は綺麗なローリング系アクションが特徴。
バタつきは抑えられているものの、ルアーがキラリキラリと左右に半回転しながら泳ぎます。
もちろんフォールも優秀です。
シャクッてテンションフォールの最中にコツッという繊細なバイトも。
エソですが。
飛距離
飛距離:★★★★★(80〜85m)
射程距離はクラス最高レベル。
タングステン使用の他社30gメタルジグにも引けを取りません。
その形状から風にも強く、安定して飛距離を稼げます。
カラー
おすすめカラーはコットンキャンディとグリーンゴールド。
オールマイティに使えるのがコットンキャンディ、濁りが強かったりベイトが小さかったりタフコン時のお助けアイテムがグリーンゴールドです。
4.チビナゴ28g(バスデイ)
スペック:72mm,28g
青物のナブラはあるけど、何を投げても食わない。
そんな逆タフコンディション時に効果を発揮するスーパーサブ的なメタルジグです。
アクション
アピール度:★★★
アクションはロール主体。
デッド〜スローリトリーブでは単にロールするだけですが、高速リトリーブではローリングしながらうねうねと艶かしくリアを振ります。
細身で丸みのあるボディで、非常にフィッシュライクな見た目であり、アクションも玄人好み(?)。
というわけで、何を投げても反応しないナブラに放り込むとガツガツバイトしてくるというカルト的なお守りメタルジグであります。
飛距離
飛距離:★★★(75〜80m)
他のメタルジグと違い、ルアーの前方に重心があるフロントバランスのため、飛距離はそこまで伸びません。
ただ、食わせられないナブラが発生した時に異常に強い。
先発でこそ投げないものの、押さえで威力を発揮する。
タックルボックスに忍ばせててよかった、というタイプのメタルジグです。
カラー
おすすめカラーはミストパールピンクとハイトホロブルーバック。
光量が少なければパール系、光量が多ければフラッシュ系です。
5.メタルマル28g(ブリーデン)
スペック:68mm,28g
ブレード付メタルジグの異端児、ブリーデンのメタルマル。
魚種限定解除の名の通り、青物からアナハゼまでなんでも釣れます。
アクション
アピール度:★★★
ユーティリティ:★★★★★☆
ただ巻きでは、ブレードを回転させながらボディはスーッと寄ってくる控えめな動き。
高速リトリーブでは不規則にルアーのバランスが崩れ、食わせのスイッチになります。
リトリーブ中にトゥイッチなどのロッドアクションを織り交ぜ、意図的にバランスを崩した方が釣果につながるのでおすすめです。
巻くだけでも十分釣れますが、リフト&フォールも非常に有効。
トップ〜ボトムのレンジをカバーでき、低速〜高速の泳速でしっかり食わせ、リトリーブにもフォールにも強い、非常に応用が利くタイプのルアーです。
釣りの神様が「お前は1つしかルアーを投げてはいけない」と言うならばこれを選びます。
(愛が溢れて詳しいインプレは別記事「メタルマル徹底インプレ!カラーやアクション、釣果報告まで」にまとめています。興味のある方はどうぞ)
飛距離
飛距離:★★☆(75m前後)
ブレードが付属されている分、他のメタルジグより飛距離は落ちます。
が、他のブレード系ルアー(スピンテールジグ)の中では最高クラスの飛距離。
メタルジグと比べると見劣りしますが、スピンテールジグの中ではピカイチってヤツです。
カラー
おすすめカラーはコットンキャンディとピンクグロー。
+1.フラペンブルーランナー33g(マリア)
スペック:115mm,38g
これまで70mmクラスの小ぶりなメタルジグばかり紹介してきましたが、デカくて遠投できるプラグってのもルアーローテの中で非常に重要になってきます。
日の出前や曇天など、メタルジグのフラッシングが期待できないタイミング。
また、大型のベイトを偏食しているとき。
そんなとき、手元にあると可能性が広がるのがマリアのフラペンブルーランナーです。
アクション
アピール度:★★★★★
テールを振りながらうねるように泳ぎます。
引き抵抗は重いですが、逆にいえばスローに引いてもしっかりアクションします。
朝マヅメ前の暗い時間帯や、小型メタルジグに反応がなくなったタイミングで釣果が出やすいのも特徴。
先発としても、押さえとしても起用できます。
飛距離
飛距離:★★(65m〜70m)
こちらもメタルジグ基準で考えるとあまり飛ばないように見えますが、110mm〜120mmクラスのミノーと考えると十分な飛距離です。
カラー
おすすめカラーはサンマとケイムラコットンキャンディ。
特に、ケイムラコットンキャンディは夜明け前の暗い時間に眠い目をこすりながらキャストしていると、突然ひったくられるようなバイトがくることが多いです。
油断によるラインブレイクやスナップ破損には十分注意しましょう(過去2回、日の出前の1投目で切られた経験あり)。
以上、「初心者でも釣れる!青物用メタルジグおすすめ5選+1!」でした!
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